アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

あえて、炎上覚悟で安藤美姫にふれる

2013-07-02 07:20:31 | つれづれ
さてさて、昨夜の報道ステーションで、あるいは今朝のニュースで見て、びっくりしていた向きも多いのではないか、と思われるのがこちらのニュースだ。

安藤選手が出産=ソチ五輪目指す―フィギュア女子(時事通信) - goo ニュース

 要は、安藤美姫がこの4月に出産していたというのだが、なんともビックリしつつ手前味噌だが予想が当たってしまったという感じ。
 実は、さすがにブログ等では書けなかったが、トリノ五輪で惨敗した後、バンクーバーで金を目指す表明をした頃、なんとなく「できちゃったんでやめます」宣言がいずれあるんじゃないの? なんて周囲に言っていたのである。だが、彼女はやめなかった・・・

 それはともかく、今回の件については、まず誤解のないように言っておくと、シングルマザーを選ぶのも、ソチ五輪を目指すのも個人の権利の問題だし、そのことについてとやかく言うつもりはさらさらない。念のため。
 これはむしろ、マスゴミに言うべきかもしれないが、今回の件を報道ステーションでは、「素晴らしいこと」と、きわめて好意的に取り上げているように小生には聞こえた。そこに違和感を覚えた。

 彼女が公式競技を休んだのは2シーズンに渡る。そして妊娠に気づいたのが、昨年10月だという。休み始めてすぐということではないわけだ。
 ソチを目指し、それをラストに・・・というのは休養2シーズン目に入る時点でも表明していたが、その後妊娠したことになる。

 「迷ったが、産むことを決断した」ことにスポットが行きがちだが、ソチを目指す意識の中で、できてもいいと思ったからそうしたわけで、その結果できちゃったというのは、決断としてどうだったのか・・・そこにも目線が行ってもと。
 いろんなものを我慢し、あるいは捨てて多くの選手がソチに向けて頑張っている中で、「できちゃいました、産みました、でもソチにも行きたいです」という表明を純粋に祝福の目で見られない小生である。

 もちろん、彼女が代表になるためには多くの難関が待っている。当面、世界ランクが足りないから、フィギュアのグランプリシリーズにも出られないし、全日本だって、地方大会から勝ち抜かないといけない。
 内容にもよるが、全日本で3位だったとしても、個人的にはソチに選ぶのはどうかと。日本の今のレベルから見ても、そんなにたやすいことではないだろうが、微妙な順位になったときに選考はまた物議をかもしそうだ。そういえば、トリノの選考でもバンクーバーの選考でも何かと物議を醸していた・・・

 別の競技で、全日本で二年連続で敗れていながら、過去の実績で・・・なんて理由で、産休明けに世界選手権や五輪に出て、「●●でも金、●でも金、●●でも金」と言っていた選手にかぶって見えるのは小生だけだろうか・・・あの件でも、その選手に勝ちながら世界選手権や五輪に行けなかった選手がいた・・・そこに目が行ってしまう。
 このタイミングでのプレスというのも、なんとも・・・って思ってしまった。

 本人は公式には否定しているが、トリノの直前にアイドルグループのコンサートではじけて、その際に骨折したまま、トリノに出たり、別のシーズンに、全日本で某選手と練習中に激突し、その後のインタビューで「病院で過ごす年越しと正月になる」と言っているそばから、ハイヒール履いて初もうでに出かけたりしていた選手の言葉を素直に受け取れない小生である。
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