毎年の恒例(高齢という説もあるが(汗))行事になっている故郷の認知症予防カフェでの落語、東伊豆町といっても大きく二拠点あり、それぞれ別の日に開催となっている。
今回行ったのが熱川で、いつものように朝の踊り子号に乗り、お昼ごろに熱川に着く。ここのホームから見る伊豆大島は見事だが、この日はことさら鮮やかだった。
会場入りする前に、駅前に一軒だけあるそばやさんでランチというのがパターンだ。そばやさんといっても、ラーメンもあるし、カツ丼やカレーなどもある。
悩んだ末にチャーシュー麺にした。こちらのラーメンはいわゆる志那そばのそれで、毎日でも食べられるもの。
そしてチャーシューは・・・炙りが効いていてなかなか美味しい。脂身が抜群だった。けっこう正解だったかも・・・
熱川の町には平地はまったくないと言ってよく、いわゆる温泉街は駅と海岸の間にある。そして駅のすぐ上に熱川バナナ・ワニ園があり、ここから住宅地へは急坂を登る必要がある。
坂を歩いていくと、途中で目に留まったのが桜の木。読者の皆さんには早咲きの河津桜というのはご存じかと思うが、こちらは河津桜ではない。
後で詳しい方にお聞きすると、熱海桜という品種だとか。それにしても立春前に咲き始めているとは・・・さすがに伊豆だ。
さらに歩を進めていくと、みかんの木には大きな実がたわわに・・・これはこの時期のみかんではなく、サマーオレンジのたぐいになる。
毎年、1月の頭に稲取に来て、下旬に熱川に来るというパターンだが、この間に季節が確実に進んでいるのを感じられる。
冬来たりなば、春遠からじとはいうが、そうは言っても冬はつらい。個人的には年末の夜明けの遅さは気分も暗くなってくる。
もう少しで立春だ。あくまで暦の上であり、春を実感するには3月にならないとであろう。それでも、日差しが少しずつ長くなる・・・これは嬉しくなる。
イベントの帰り、お土産としてイチゴをいただいた。あまりイメージがないかも知れないが、伊豆はかつてはイチゴの名産地であり、今でもたくさん取れる。
イチゴと桜、それにサマーオレンジ・・・季節感を感じるひとときを過ごすことができた。
ちなみに、熱川の温泉を発見したのは太田道灌公と言われている。そのせいか、熱川には太田姓が多い。
次回は口演に道灌を掛けようかしらん・・・
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