アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

菊之丞・菊六兄弟弟子対決

2012-08-08 05:36:08 | 落語
つい先日、日本橋教育会館で市馬落語集を聞きに行き、さらに翌日は三鷹でさん喬独演会に行った小生。さらに一日おいて再び日本橋教育会館に出かけ、菊之丞・菊六の二人会に出掛けてきた。


 菊之丞は小生お気に入りの噺家であるが、菊六はその弟弟子である。この9月に28人抜きで真打に昇進し、文菊を名乗るという。
 その二人会で、しかもテーマが男と女となれば、これはちょいと楽しみである。さて、開口一番、花緑の弟子の花どんが「真田小僧」をやる。

 最近には珍しくサゲまでやっていたが、まだ落語としてこなれるまでにはもう少し必要かなと・・・
 ということで菊之丞の登場。始めたネタは・・・おっ「棒鱈」だ。口調がいなせな感じの菊之丞、田舎者はどうかいな・・・と思ったが、さすがによくこなれている

 途中の都都逸も声がいいのでなかなかよく聞かせてくれる。サゲまでたたみかけるテンポもよし。が・・・突然だが、この噺もサゲがわかりにくくなっているかなあと。
 そして菊六が登場である。いつものようにしっかりした口調で、滑舌もよい。始めたネタは・・・おっ「厩火事」だよ。

 しっかり稽古を重ねていることがよく窺える出来だが・・・菊六の噺って、こんなに味付けが濃かったかなあ(汗)と感じた。とはいえ、しっかり笑わせてもらい、中入りに。
 中入り後は、再び菊六の登場。お後、兄さんがたっぷりやりますんで・・・って言いつつ始めたネタが「浮世床」。うーん、ここ二十年ばかし、聞かなかったネタを中一日で続けて聞くことになろうとは・・・(汗)



 これまた菊六らしくしっかりとしていたが、途中で毎度ながら携帯が鳴り始める。しかもしばらく鳴らし続けていた(怒)。アドリブで上手く笑いにしていたが・・・どうして落語会って、毎回のようにこういう輩がいるのかしらん。
 映画館で鳴り始めたなんて経験はないし、おそらく歌舞伎なんかではありえないだろう。

 さて気を取り直して菊之丞の二席目は・・・おお、「唐茄子屋政談」だ。昨年9月に聞いて以来だが、今回もしっかりとした仕上がりでほどほどの長さで・・・といいたかったが、この会自体でいうと、7時開演で9時半終了となった。

 もうちょい早く終わってもらえたら、さらによかったなあと・・・二人ともちょっとマクラが冗長だったかなと。
 とはいえ、いよいよ菊六も真打、ますますこの二人の成長に期待がかかるのを実感した

 ちなみに、この会場で春風亭ぴっかりの勉強会のチラシを見つけた。しかも、会の後ぴっかりと飲めるという・・・うーむ、こちらにも行きたくなってしまったあ(汗)
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