さて、悠湯庵は斜面に建っているため、建物の構造が複雑である。玄関はトップ写真のようなものだが、ここのフロントから宿泊棟は斜面の左斜め上に位置していて、移動が大変だ。
最初にチェックイン手続きをすると、ウエルカムドリンクが出て、そこから各種案内がされた後、お部屋に・・・行くのが大変だ。
まずは電動カートに乗る。これがゴルフ場にあるようなもので、自動運転・・・ゆっくりと坂を登り、二階まで到着。
さらに、ここからモノレールに乗って三階まで・・・おお、ほとんどテーマパークだよ。これは子供さんには楽しいだろうが・・・結構時間がかかるぞ。
といいつつ、実はエレベータもあるし、階段もあるし・・・で、歩いて行った方が早い区間もあったりする。
ちなみに、モノレールは一番上に展望台があり、標高641mという。そこからの眺めはこんな感じ・・・ひたすら田園風景と、山。
館内はかやぶきの屋根に通じるような、レトロな調度品の嵐。箪笥や浮世絵など・・・であるが、一方で人が通ると部分暖房が起動するなどの快適設備も満載。
ロビーの近くには豪華な彫刻もあったりする。そして部屋も快適にして豪華そのもの。天井は高く、ウォークインクローゼットには浴衣と作務衣もある。
こちらで着替えられるから、カップルで来ても安心だ。窓際は囲炉裏になっているし、トイレの電灯もセンサーになっていたりして、どこにも隙がない。
まあ、この辺は旅籠で経験したものと同じであるが、やはり今回も感じたのが、こちらはすべてにそつのない「温泉テーマパーク」だということ。
敷地も広く、歩くシーンも多いが、カートやモノレールもあるし、部屋の中も空調も含めて快適だ。ご高齢の方にもお勧めできる。
階段は一部あるので、完全バリアフリーとはいかないのと、前述のとおり日帰り入浴で大浴場が混雑することぐらいが気にかかるが、トータルで満足度は高い。
もちろん価格も秘湯の宿からすると高いが、コスパで考えれば高いとは感じなかった。都心からのアクセスも良く、比較的行きやすい。
また再訪することになりそうだ。
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