アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

相葉香凛に涙した

2016-12-27 07:00:06 | つれづれ

 テレ朝の午後の再放送シリーズに時々二時間サスペンスが流される。先日流されたのが、「京都地検の女」だった。

  そこで小生図らずも涙してしまった。ドラマの主人公ではなく、事件の鍵を握る女子高生にである。この子・・・なんていい子なんだって。

 女子高生役を演じたのが、相葉香凛という女優さんだった。調べてみたところ、この作品が流されたのが2011年、その時点では現役の女子高生だったようだ。

 

 作品の中では、美人とかかわいいというより、健康・快活・元気というイメージそのもので、いかにもいい子って感じだった

 が・・・、彼女は実は不幸な生い立ちであった。生まれる前に災害で父を亡くし、その災害で避難生活をしている中で、避難所で産まれた。

 

 さらに、彼女が小さい頃、母が病死・・・で、今の両親はお子様に恵まれなかった親戚が養子として迎え入れた形。

 そんな境遇を名取裕子に問われた彼女。次のセリフに小生号泣した。「あたし、とってもラッキーだし。だって、両親がダブルでいるって、とってもお得じゃない。あたしの名前って、産まれたときに周りにいてくれた人が、どんなときにも望みを捨てないように望ってつけてくれたんやし、いつでも頑張ってれば絶対ラッキーだし」

 

 うおお・・・っ、そのセリフの明るさを演じ切る彼女に感情移入してしまった。併せて、この女優さんって、いいじゃないかって。

 ちなみにドラマは、その両親のお店が悪徳金融の借金のワナにハマり・・・殺人事件につながっていくという・・・

 

 さらに泣いてしまったのは、女子高生のまったく知らないところで事件は起こり、彼女を支えるご両親を助けることで、彼女を助けようという絆が動いていたのだ。

 そして、そのメンバーは彼女をよく知っているのに、彼女はメンバーをまったく知らない・・・なぜなら、メンバーは彼女が避難所で産まれたときのボランティア学生だったからだ・・・

 

 と、この設定がまたなんとも美しい。殺人自体は問題だが、二サスで、こんなに泣いたのって初めてだ。

 そして、最後に彼女は名取裕子に言う。「検事さん、あたし検事さんと知り合えてよかったし、検事さんのようになりたいと思った。」と。

 

 あなたならきっとなれるわよ・・・そんな空気の中、ドラマは終わった。

 調べたところ、その後相葉さんは留学したりして芸能活動を休止しているようだが・・・大人になった相葉さん・・・見てみたいものである。

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