東京都が三回目の緊急事態宣言に入っているが、考えてみれば小生の田舎の静岡県はこれまで緊急事態宣言に入ったのは一度だけで、おそらくこの言葉に対する感覚も違うのでは・・・と。
以前から書いているように、専門家会議のメンバーでもいろいろな意見はあるようだが、家族で密を避け、秘湯に入るのは必ずしも眉をひそめられるような行為ではないと。
などと言われつつも、久しぶりに鬼怒川温泉あさやに出掛けたのは、東京が緊急事態宣言に入るちょっと前だった。
今回は秘湯のお宿ではないが、諸般の事情でこちらに・・・年末にも出掛けていて、あさや倶楽部会員にもなっている。
その会員メリットを活かし、早期チェックインである14時ピッタリに入る。検温などの手続きの後、お部屋に入るや否や屋上の露天風呂に飛び込む。
本来は撮影ご法度だが、もちろん誰もいないということで、サクッと失礼してしまった。鬼怒川ライン下りに使用していた船をそのまま湯舟にしたものなどいくつかの湯舟が並ぶ。
天気もよく、風もさわやかだ。まずはこの時間で温泉を楽しみ、夕食の後、大浴場へ向かうと・・・
おお、なんと大浴場も誰もいないぞ・・・とこれまた失礼してしまった。サウナやジャグジーもあり、秘湯とはまったく違うが、これはこれでいい・・・
さらに屋上に向かうと・・・おっ、これまた独泉状態だ。ということで、昼はトップ写真の湯舟が夜はライトアップされて・・・なんとも素敵だ。
翌朝のお風呂はさすがに独泉にはならなかったが、これだけの巨大ホテルで何度もお風呂を独占できたのはラッキーとしか思えない。
ちなみにあさやの名物は充実したバイキングだが、感染対策をバッチリしながらの食事は充実していて満足できた。
たまにはこういう温泉もいいなあ・・・と。右写真は朝食の一部だ。
考えてみたら、現役の会社員の頃に何度か「あさや」にも泊っているが、およそ、大宴会のパターンばかりで、どんなものを食べたかとか、お風呂はどうだったかなんてまるで記憶にない。どんだけ飲んだくれていたのかって。
それからすると、かつての団体旅行御用達から家族旅行中心に重心を移しながらも鬼怒川といえば「あさや」というブランドを維持していることは素晴らしいと。
小生の田舎もかつては団体旅行で賑わっていたが、そこから変化できずに廃業したところも少なくない。
大規模旅館でありながら、しっかりと家族顧客に対応している「あさや」にはこれからもお邪魔する機会が増えそうだ。
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