ちょっと前の記事でハマったことを紹介した「お江戸吉原事件帖」、作品数が少ないため、毎日録画しながら楽しんでいる。
おバカと言われるのを覚悟しながら書くと、今ドはまりしていて、夢中という状況である。以前の記事でも書いたがとにかく必殺のシーンがかっこいい。
まずなんといっても必殺のシーンのときの着物だ。雀の模様が共通で色違いの揃いというのがなかなか粋だ。
なかでも最若手のあけみ(朱雀)はピンクの着物が初々しい。彼女は殺しはしないが、鈴を効果的に活用し、敵をおびきよせたり、味方の殺しのサポートをする。
そう実際の殺しは残りの三人の仕事だ。ひばり(雲雀)は緑の着物。彼女は元々は武家の出身だ。そこで短刀を用いての必殺なのだが、大刀を相手にしながら華麗に体をかわし、後ろむきにトドメを刺す姿なんかはシビレまくる。
必殺ならば藤田まこととかの役回りに近いかも・・・
そして主役の一人のおこう(孔雀)は青の着物、前回の記事にもしたように普段家で作っている組紐が武器だ。
さらにこの組紐による業だが、さらに進化を続けていて、障子の向こうにいる相手の首に巻き付けて殺したり、三味線屋勇次のように鴨居を使って首つりにしたり・・・
だが、彼女(萬田久子)の真骨頂は啖呵にこそあるともいえる。とにかくカッコイイ。ある種男前なイメージでいい。
とはいえ、やはり真打はおれん(連雀)だろう。シルバーっぽい着物を片袖だけ脱ぎ、赤の襦袢姿もあでやかだ。
温泉若女将のときの東ちづるとは一味も二味も違う。彼女の啖呵も抜群にかっこいい。左手で鈴を投げつけ、右手で必殺のバチで・・・くわっ、し・し・しびれる~
さてさて、それにしてもどうしてここまで・・・と思ったところで気が付いた。BGMがいいのだ。
必殺シリーズの場合は、トランペットとギターのなんともテンションの上がる音楽で、ファンファーレがなると、「キターッ! 」って感じになるのだがこちらは違う。このBGMのイメージに与える影響の大きさってやはりある。
フラメンコギターのノリのいいBGMが流れる・・・これが陰惨な空気を一掃してくれる。彼女たちの登場も必殺と違い、明るい映像で登場する。
調べてみたら、沖仁という人の「サンパブロ通りの天使たち」という曲だった。こちらでお聞きになれる。
沖氏はこの道では有名な方らしい・・・フラメンコギターの名手であり、他にもいろんな曲がyoutubeにアップされている。
となれば・・・当然ここは曲をダウンロードして、またまたオリジナルCDを作っている小生である。うーん、誰にも気づかれずに、こっそりもうひとつの必殺のBGMを楽しむなんて・・・
おぬしも悪よのう・・・いえ、お代官さまほどでは・・・チリーン(鈴の音)、はっ、何奴だ。
おっ、この曲は、サンパブロ通りの天使たち~おっ、なぜ東ちづるが? ドキュッ、ウワッ・・・!! って、やってろよ(苦笑)
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