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さあ、いよいよフィギュア全日本選手権開幕である。世界フィギュアの選考を兼ねるこの大会は毎年悲喜こもごものドラマが展開される。
またフィギュアマニアにとっては、将来のヒロイン候補も出場するという意味で、成績上位でなくても注目すべき選手が出るのも楽しみだ。
マスコミは、例によって刹那的に紀平と宮原、そして坂本ばかり紹介しているが、小生は推しメン含めて違う角度から事前予想などもしていきたい。
女子SPのまず第一グループだが、3番目に横井ゆは菜が登場する。今年のジュニア全日本を制したが、今年あたりブレークするかも・・・と期待したい。
さらに4番滑走で永井優香、5番滑走で大庭雅が出てくる。永井はグランプリにも出場経験があるし、大庭は全日本には過去から何度も出ていてジャンプに魅力がある。
第二グループを見てみよう。6番滑走の荒木菜那は今勢いのある選手で、ひょっとして・・・と。さらに9番滑走の加藤梨緒菜は大庭同様、長く期待され続けてという選手。
だが、ここでは11番滑走の新田谷凜(左写真)に注目だ。正直、表彰台を狙えるところには行かないが、若手にしては珍しくフィギュア本来の形を魅せてくれる推しメンだ。
そして第三グループに目を移すと、14番滑走の中塩美悠はグランプリ経験者だ、そして15番滑走の長縄和秦も今売出し中の一人。
と、前半を終えたところで、大胆予想であるが、永井優香・横井ゆは菜・荒木菜那・中塩美悠あたりが上位にいるものと考える。
さあここからが大変だ。第四グループでは、本郷・三原・坂本と立て続けに実力者が出てくる。この中では三原舞依が強そうに思う。
もちろん坂本もだが、昨年の全日本から神っている坂本より、同じリンクでリベンジを期す三原の気持ちが勝つと予想する。
だが、ここで小生はあえて22番滑走の山下真瑚(上写真)に大注目だ。シニアデビューの今年、いきなりグランプリシリーズでも活躍した彼女は、乗ったら来るぞ。
この時点で、三原・山下・坂本が上位三傑になっていると予想しておこう。全日本は採点が甘めなので、この三人は70点超えてくるかも。
第五グループは意地と熱気が渦巻くものになりそう。氷も溶けそうだ(苦笑)
何と言っても25番滑走の樋口新葉だ。昨年グランプリファイナルに入るも、昨年のこの大会ではSPから躓き、平昌を逃したが、その後の世界選手権銀メダルでの涙が記憶に新しい。そんなリベンジ樋口も今期のグランプリ初戦でケガをし、全日本で再チャレンジだ。
小生の推しメンでもあり、期待一番でもある。この時点で樋口はトップにならなくてはいけない・・・続く本田真凛もグランプリで躓きリベンジ組の一人。
こうしたリベンジ組にこそ、期待したい小生であるが、演技構成点が樋口に劣り、トップにはならない状況でラスト三人だ。
27番滑走の紀平は、SPでは今期もうひとつ安定していないことがどんな形で出るか。安定した演技になれば、グランプリファイナル同様ぶっちぎりになりそうだが・・・
28番の白岩も実力者だが、この時点でトップに立つのは・・・ちょっときびしいだろう。そしてトリは宮原だ。
彼女にとってはこの滑走順は問題ないだろうし、全日本選手権は回転不足も甘めなので、いい点になることは織り込むべきか。
だが紀平選手が出した80点台を上回ることはできず、樋口と二位・三位の争いになる・・・
外れや贔屓を承知で、SPの結果予想は・・・トップは紀平梨花で82点、続いて宮原知子の79点、三位に樋口新葉が78点、本田真凛が76点と続く・・・そうそう三原と坂本がこの辺に絶対からみ大変な混戦になるぞ。
あ、いや山下真瑚がこの次かもしくは本田の上に来るかも・・・なんて気が早すぎか(笑)
紀平5位でも、トリプルアクセル2本決めたら、あっさりトップに立てそうだし。
フリーの滑走順を見ても面白い戦いになってきました。
ところで、ロシア選手権では、SP62.24点で14位のメドベージェワ、世界選手権絶望的とのニュース。
ザギトワの80点超えは点数出すぎな気もしますが、62点台で14位というロシアの選手層の厚さに驚くべきか…?
ほんとにspは難しいですよね。ひとつのミスが致命的で、ブレますので、紀平はもちろんですが、本田や本郷があそこまで落ちるとは!って感じでしたね。
フリーでは一定のところにまとまるとは思いつつ、どうなるかまた気になりますね。
ときにロシアの大会もすごいですね。メドベージェワはどうしたんでしょうか。平昌を境にものすごく落ちてますが、個人的には好きな選手だけに復活してほしいです。