アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

芝増上寺で江をしのぶ

2011-10-03 07:26:06 | つれづれ
さて、大つけ麺博だけに行き、それで帰るのも何なんで、開場前に、増上寺に足を延ばした。ここは、最近ではヨガの大会で来たことがある。



 ご存じの方も多いかと思うが、この増上寺は江戸城の南西(厳密には南南西か)にあり、江戸城の裏鬼門に当たるところから、江戸の守護となっている。
 浄土宗の大本山のひとつであり、徳川の菩提寺でもある。格式はすごいが、戦災にやられてしまい、本堂など近代的なものになっている。

 とはいえ、徳川家康が戦勝祈願をしたことで知られている黒本尊などは残っていて、歴史を感じさせる部分も多い。
 だが、朝まだ早いので、誰もいないだろうなあ・・・なんて思っていたら、それなりに観光客がいる。ありゃりゃ、団体さんらしきグループまでいるぞ?



 その理由はすぐにわかった。境内のあちこちにある、この幟だ。なんと港区のキャラとして「江」を使っていたのだ。
 そういえば、確か二代秀忠の墓はここにあったはず。そうか江の墓はここにあったんだ。と思い、境内の裏手に歩を進めたところ、特別公開中だという。


 徳川歴代将軍の墓では東照宮の家康の墓を見たくらいで、他は15代の慶喜くらいしか見られないと思っていたが、これは記念になるぞ。
 ところが、入ってみて、えっ? と思った。秀忠と江の宝塔が一番小さいのだ・・・なんで・・・と思ったら、戦災前の写真があった。



 秀忠の宝塔は立派なもので、それを収める霊廟もとても立派なものだったが、戦災で被災してしまい、宝塔も木造だったので焼失したという。
 そこで、江の宝塔に合祀したということらしい。ドラマでは、仲のいいご夫婦になっているが、結果として昭和になってから合祀されるというのがまたなんともご縁だなあと。

 ちなみに家光だけは日光の輪王寺だが、その他は増上寺か寛永寺に墓がある。

 こちらに、霊廟の現在の配置図があるが、それなりにおごそかな感じがしたし、皇女和宮の宝塔など、なかなか興味深いものもあった。
 興味のない向きにはなんということもないだろうが、小生にとってはなかなかいいひとときだった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大つけ麺博 | トップ | 格安でスマホとテザリング&... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事