上方落語の桂米團治は、小生お気に入りの一人。比較的東京での口演も多く、よく出かけている。毎年二回、銀座ブロッサムで開催される会も恒例で、先日出かけてきた。調べてみたら前回は昨年6月のようだ。
この会場は入れ物が大きいのでちょっと落語会としては・・・なんだが、幸い前から11番目といういいところを取れた。
開口一番は、慶治朗というお弟子さん。始めたのは「子ほめ」だった。お昼にたくさん食べてしまい眠かったが、声が良く出ていて聞きやすい。
おまけに余計なことをやらずに10分でビッと終わる・・・これぞ正統派の前座である。なんか最近の東京の前座でこういうのが少なくなってきた感じかもって。
そして米團治の一席目だ。今回はすべてネタ出しで、まずは「つぼ算」だ。東京でもよく聞く噺だが、上方の雰囲気が醸し出す、なんとも言えない可笑しさで場内大爆笑。
この空気のまま、紅雀が続く。枝雀の最後の弟子だという。いかにも・・・な演出で、始めたのが「親子酒」。
これまたドッカン、ドッカンウケまくって場内も盛り上がってきた。というところで再び米團治。今度はぐっと変わって「たちぎれ線香」だ。
この日の高座着は、最初が茶色の着物にシルバーグレーの羽織。二席目は、シルバーグレーの着物に茶色の羽織。組み合わせを変えたようだ。
この白っぽい着物が途中で羽織を脱いで、芸妓さんがお風呂から帰ってくるシーンに映える・・・さすが米團治だ。しかも、座布団の色も変えている。
以前もたちぎれ線香は聞いたことがあるが、演出が少し変わったようだ。以前よりしんみりした部分の演出が深くなり、東京のそれに近くなったかも。
そして中入りをはさみ、トリでもう一度米團治だ。これまたネタ出しの「蛸芝居」。この噺は何度かこれまでも聞いていて、米團治の十八番のようだ。
芝居仕立てで繰り広げられる、しぐさのきれいな米團治ならではのお話だが、ストーリーとしては単純そのもの。
ひたすら芝居のパロディを楽しむというものである。本来のネタの格からいうと、たちぎれ線香と逆でもいいのかも知れないが、気分的にはこの順にしたのもわかるような・・・
この日も大満足で帰路についた。やはり米團治は小生のツボにはまる噺家のようである。
この会場は入れ物が大きいのでちょっと落語会としては・・・なんだが、幸い前から11番目といういいところを取れた。
開口一番は、慶治朗というお弟子さん。始めたのは「子ほめ」だった。お昼にたくさん食べてしまい眠かったが、声が良く出ていて聞きやすい。
おまけに余計なことをやらずに10分でビッと終わる・・・これぞ正統派の前座である。なんか最近の東京の前座でこういうのが少なくなってきた感じかもって。
そして米團治の一席目だ。今回はすべてネタ出しで、まずは「つぼ算」だ。東京でもよく聞く噺だが、上方の雰囲気が醸し出す、なんとも言えない可笑しさで場内大爆笑。
この空気のまま、紅雀が続く。枝雀の最後の弟子だという。いかにも・・・な演出で、始めたのが「親子酒」。
これまたドッカン、ドッカンウケまくって場内も盛り上がってきた。というところで再び米團治。今度はぐっと変わって「たちぎれ線香」だ。
この日の高座着は、最初が茶色の着物にシルバーグレーの羽織。二席目は、シルバーグレーの着物に茶色の羽織。組み合わせを変えたようだ。
この白っぽい着物が途中で羽織を脱いで、芸妓さんがお風呂から帰ってくるシーンに映える・・・さすが米團治だ。しかも、座布団の色も変えている。
以前もたちぎれ線香は聞いたことがあるが、演出が少し変わったようだ。以前よりしんみりした部分の演出が深くなり、東京のそれに近くなったかも。
そして中入りをはさみ、トリでもう一度米團治だ。これまたネタ出しの「蛸芝居」。この噺は何度かこれまでも聞いていて、米團治の十八番のようだ。
芝居仕立てで繰り広げられる、しぐさのきれいな米團治ならではのお話だが、ストーリーとしては単純そのもの。
ひたすら芝居のパロディを楽しむというものである。本来のネタの格からいうと、たちぎれ線香と逆でもいいのかも知れないが、気分的にはこの順にしたのもわかるような・・・
この日も大満足で帰路についた。やはり米團治は小生のツボにはまる噺家のようである。
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