新「ボンバーヘッド」箕輪２９歳の初招集

サッカー日本代表の東欧遠征のメンバーが発表された。今回は、Jリーグのオールスターとの関係で、メンバーがずいぶん変わっている。常連の宮本や中澤などが、オールスターに出るからだが、今回の目玉は川崎の箕輪だろう。

　なにしろ、２９歳での代表初招集である。フィールドプレーヤーでは、Ｊリーグ創設以降最年長の初代表入りだという。ちなみに中田英と同学年だ。
　ハードマークとヘディングの強さが売りのストッパー。チームでは３バックの右、身長１８７ｃｍで、プレースタイルは横浜のＤＦ中沢と似ているという。

　申し訳ないが、正直プレーについてはよく知らない。というのも、彼は９９年にジュビロに入団したものの、１試合も出ることなく、翌年川崎に移籍、その後川崎がJ２に降格していたこともあり、プレーを見たことがないのだ。

　ニュースによると、今季は突発性難聴を患い選手生命の危機に直面。「代表のことを考える余裕などまったくなかった」が、Ｊ１の厳しい戦いで、能力が開花。
　高さを生かした空中戦に加え、最終ラインからの攻撃の組み立ても飛躍的に向上。後半戦に入り直接視察を繰り返し、ジーコ監督が招集に踏み切ったという。

　この箕輪、個人的にも２３日に第１子となる長女が生まれるなどおめでた続きで、磐田でチームメートだったＭＦ福西からも祝福メールが届いたという。
　本人は、「外国人に対する強さのイメージで呼ばれたんだと思う。外国のチームと戦うのは楽しみ」と抱負を語るが、なにより選出には、本人もビックリだろう。

　なかなかの苦労人であり、こういう選出をするジーコを少しは見直した。しかし、それにしても、今までの選出から見て、なんとなく「なぜ？」は消えない。と思ってニュースを見ていたら、次のような記載があった。

　ジーコ監督とは４月下旬に都内のデパートで偶然バッタリ。横浜に勝った翌日で「きのうはおめでとう」と声をかけられたという。
　まさか…そこで会ったことで、選手として意識し、その気になった…なんてことはないだろうな（汗）

　もちろん、選手として箕輪にはぜひ頑張ってほしい。だが、爺故への不信感がやはりぬぐいきれない桂であった（汗）。ＦＯＲＺＡ！ ＭＩＮＯＷＡ