小生が個人的にご縁をいただき、応援させていただいている噺家は何人かいる。いずれも二ツ目で、小辰・市弥・八ゑ馬などに加え、小んぶもそのひとりだ。
以前、こんな会をやらせていただいたことをキッカケにご縁をいただき、さらにこの噺家全員とつながる「いとこの会」を知り、かなり親しくさせていただいていた。
その小んぶが今秋より真打に昇進し、小んぶ改メさん花としてお披露目の口演をやる・・・となれば、これはいかずばなるまいと先日鈴本に出掛けてきた。
どうでもいい話だが、この日は三田で所用があり、12時の開場に合わせて少し早めのランチをマクドナルドで・・・スパチキはかなり辛かった。
鈴本に到着したのは12時15分前、すでにかなりの行列ができていた。鈴本もご多分に漏れず、座席もキャパの半分で運営されている。幸い、前の方の中央といういい席を確保できた。
噺家さんの真打昇進の披露についてはご存じない方も多いかと思うので、少しだけ紹介しておくと、新真打に昇進した人がその公演のトリをとる。
トリは漢字で書くと主任と書き、その公演の責任者という意味になる。ちなみに一座のプログラムは公演だが、落語を演ずることは個別には口演と書く。
そして、公演の途中で新真打披露口上というのがある。新真打とその師匠を中央とし、横一列に幹部クラスが並び、昇進披露の挨拶をしていく。
ファンとしては、この口上も楽しみのひとつとなる。ちなみに、新真打本人は一言もしゃべらない(爆)
今回の口上は司会が菊之丞、そして下手から協会副会長の正蔵、さん花、師匠のさん喬、協会最高顧問の馬風、協会会長の市馬と並んだ。
なかなかの豪華メンバーである。それにしても、馬風とさん花の身体の大きさが目立つ。この日のメンバーも、このほか一之輔や権太楼など人気者が並んだ。
そして、トリに出てきたさん花、この日は黄色の高座着である。初めは少し緊張? という色も見えたが、それもむべなるかなと・・・
軽くマクラを振った後に入ったのが・・・おっ、「棒だら」だ。酔っ払いの江戸っ子と薩摩と思しき武士が登場するネタだが・・・
こんな演出の「棒だら」は記憶にない。酔っ払いはかなりろれつが回っておらず、ちょっとやりすぎかなという感じもあるが、特筆すべきは武士の演出だ。
なんと弱気な武士なのだ。これはユニークな演出で、見たことはない・・・この日は当然さん花のファンの方も多く、このネタもしってらっしゃるらしく、バカウケだ。
個人的には、もうちょいろれつの回らない江戸っ子をあっさり目にしてほしかったが・・・それでも楽しく聞かせていただいた。
噺家は真打になってからが本当の勝負、これからの活躍・成長に期待したい。
がんばれ、柳家さん花
先日は久しぶりに、縁起のいい日に皆さんと再会でき、とても嬉しかったです。
慶応落楽名人会のご案内を、まさかのメールごと間違えて消してしまい…大変お手数ですが、詳細を再送頂けますでしょうか(><)
直前に本当に申し訳ありません!
宜しくお願いいたします。
只今メール再送しましたが、まさに本日が当日でした。
またご次の機会に案内してよろしいでしょうか。