「記憶にございません」見てきました

「引っ越し大名」をすっかり楽しんだ小生、その勢いで今度は「記憶にございません」を見に行ってきた。

  

　ご存じ三谷幸喜の作品だが、小生これまでも彼の作品を何本か見てきた。「清須会議」とか「すてきな金縛り」とか・・・

　そんな中、楽しみにしていたが、結論からいえば抜群に面白かった。映画の内容についてはいつものようにご法度だが、見終わった第一印象は「これは第二の『新聞記者』だ」と。

  

 

　内容は普通に楽しめるコメディだが、どこかに三谷幸喜の皮肉がいっぱい入っていたようにも・・・

　さらに、この映画を見ながら、この既視感は何だろうと思っていたが、ハッと気が付いた。やはり三谷幸喜ワールドだと。というのはキャストだ。

 

　草刈正雄、吉田羊、木村佳乃、寺島進、斎藤由貴・・・おお、すべて「真田丸」に出演していたキャストではないかって。

　ついでにいえば、斉藤由貴や小池栄子はすっかりいい味出していたし、吉田羊はもはやリアルに国会議員にしか見えなかったし・・・

 

　一方で、閣議の姿見ていると、こいつはあの伝説の議員だよ・・・っていうパロディくさいのが続々と。

　唯一不満だったのがディーン・フジオカがかっこよすぎなこと。って、それは演技とは関係ないのでは・・・

 

　あっ、そうそう書くわけにはいかないが、ラストを見て「えっ、この人出ていたの? 」とビックリしたことがあったが・・・

　少なくともいろんなネタ満載で誰でも楽しめる作品になっている、そう感じた。ついでに、三谷幸喜らしいメッセージ性を感じられるという意味でも。

 

　この映画も「引っ越し大名」ともどもお勧めである。