アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柳家三三独演会

2013-07-17 05:25:58 | 落語
小生お気に入りの噺家の一人、柳家三三の独演会が連休前の12日、イイノホールであったので、出かけてきた。

 イイノホールって、現役の学生の頃はよく出かけていたが、超久しぶりだなあ・・・と思って行ったら、ホールがない(汗)
 ありゃりゃ・・・と思ったら、同じ敷地内の新築のビルがあり、そこにあった。なんとも新しくゆったりしたホールになっていた。

 さて、開口一番は柳家小太郎だ。この会では二ツ目を前に起用している。三三ならではの配慮であろう。
 いかにも噺家です・・・という雰囲気で、始めたのが「お菊の皿」アレンジがちょっと変わっていてなかなか楽しめた。


 そして三三の登場だ。一席目に始めたのが、「高砂や」だった。以前聞いたときは、市馬の型をそれなりに踏襲していたが、今回はけっこう三三流になっている。
 ややしつこいくらいの展開に感じてしまったのは、この先がまだあることを知っていたからか、それとも金曜日で疲労が溜まっていたからか。

 そして、いったん下がりながら羽織だけ変えて再登場。今度は・・・と「猫と金魚」だよ。何年振りだろう、この噺聞くの。
 以前は円鏡時代の円蔵が寄席でよく掛けていたが、これまた三三流でよくよくアレンジがきいていた。とはいえ、本筋は変わっていないところがいい。

 そしてここで中入りが入り、三三の登場。始めたのがネタ出ししていた「三軒長屋」だ。調べてみたら、2011年に一度聞いている
 前回は、正直長くてつらい感じもしてしまったが・・・と、今回は前回よりも少し刈り込んだのかも知れない。なんとなく前回より軽くなったような・・・

 といいつつも、基本が長い噺なので、やはり30分では終わらなかった。小生が、語るのは生意気なのだが、三三がというよりも、この噺の存在意義って、何だろうと考えてしまった。
 この噺は、突き詰めれば最後のサゲの鮮やかさにある。それを際ただせるために、それまでの長いやりとりがあると言ってもよさそうだ。

 だが、落語は知っている噺を聞いて、また楽しむ・・・という側面がある以上、多くのお客さんがストーリーを知ってしまった後には、冗長な噺になってしまいかねないのではと。
 なんてことを帰路に考えた会であった。
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