アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

市馬・喬太郎ふたりのビッグショー

2012-10-07 06:00:06 | 落語
市馬は現在落語協会の副会長にして、古典落語を本寸法で聞かせてくれる。一方で喬太郎は、才気あふれる切り口で古典も新作もこなすタイプ。まったく好対照のふたりだが、世代も近く、仲もいいようだ。


 その二人の会に、「ふたりのビッグショー」というのがあり、定例で開催されている。小生この二人とも好きなので当然出かけてきた。
 会場に到着すると、いきなりこんなポスターが・・・これ見て、これが落語会だと思えないだろって(汗)

 当然、中に入るとこのCDがサイン入りで販売されていた。この日はこのポスターももらえたようだが・・・部屋のどこに貼るのか悩みそう(汗)
 さて、会場に入りプログラムを見るとトップ写真のような感じ。前座の市也が登場したのは18:50。開演はチケット上は19:00となっていたので、寄席と同じ仕立てだ。

 始めたネタは「手紙無筆」柳家では必ず最初に習うネタだという。この11月に二ツ目になる市也。噺の途中でピタッと終えて19時に下がった。やるじゃないか・・・
 そしてさん弥の登場。以前も聞いたことがあるが、なんとなく路線に迷いがあるのかなあ・・・と感じていたが、自信をもってやってほしいところ。

 といいつつ、この日は「もぐら泥」だった。なんと、この噺、小三治が30年以上前にやったのを聞いて以来である。
 実を言うとそれに感動し、小生自身もさらって、何度か掛けたことがある。なかなか展開の地味な噺でウケにくいんだが。


 噺が終わって、伊勢音頭を踊るさん弥。そして、ゲストの寒空はだかの漫談。二回目だが、基本的に明るくて好きだ。
 ここでお待ちかね市馬の登場。ゆったりとした展開から入ったのは「お神酒徳利」。以前も一度聞いたことがあるが、さすがのできだ。

 たっぷり楽しんだところで、中入り。そして、再開後は恩田えりの三味線漫談・・・というかなんというか、えりちゃんワールド。
 なんとはなしに、不思議な空気が会場に漂ったところで、トリの喬太郎の登場。その出囃子からいたずらが入り、あれこれ脱線していく喬太郎ワールド。

 始めたネタは新作「明日に架ける橋」。以前も聞いたことがあるが、最後にはしっかり人情噺っぽく仕立てるとこもまた喬太郎ワールドか。
 大満足のビッグショー。二人が大ネタをきっちりやりきりながら、終演はピッタリ21:30、これまたプロの技を感じた一瞬だった。

 ときに、市也の二ツ目昇進記念会のポスターが、右写真。これも師匠同様、とても噺家のそれっぽく見えないんだが(爆)
 
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