
中村橋の駅前はちょっとした商店街になっているが、すぐ近くに千川通りが走っていて、流れは切れている。
そのせいか、千川通りの向こう側のお店はなかなか苦戦していて、入れ替わりが激しい。今回お邪魔したお店も、かつては唐揚げ屋さんだった。
そのお店がなくなり、後に入ったのが「酔り道」というお店。お店が広くないのと、どういうコンセプトのお店がわからないのがあいまって、行けずにいた。
さらに食べログを見たが、電話番号もわからず、とりあえず・・・と飛び込みで行くことにした。入店すると、幸い入れたが、カウンターでと。
ご主人にお聞きしたが、「電話番号は公表しておらず、なじみになるとご主人の番号を教えてくださる」という。
メニューはその日の食材に合わせて決まるので、日替わりメニューだという。セットメニューとして、前菜三点のものと、前菜三点に加えて、焼き物・揚げ物・煮物のコースの二種類があった。ということで、コースをお願いした、これが1500円だ。
メニューを絞るのと日替わりにすることで、食ロスを防ぐ狙いがあるという。
まずはの生ビールとセットの前菜をつまむ。ほどなくして席が空き、移動させていただいた。前菜の後には、こ・これは?
なんと、これがマンボウの腸の塩焼きという。マンボウはなんどもいただいているが、腸は初めてだぞ。これがなんともコリコリして美味しい。つまみにぴったりだ。
そして、続いて出てきたのがモツ煮込み。写真ではわかりにくいが、二人前ということで、けっこう大盛りだ。
さらにここから出てきたのがアジフライだ。ときに飲み物も、ホッピーに切り替えて・・・と、ご主人から「マンボウになじみがあるんでしたら、マンボウの肝がありますよ」と。
これは頼むしかないだろう・・・併せて、同行者がハンバーグを頼んだ。
まずハンバーグが出てきた。小ぶりだが、これがまことに美味しいもので、満足感が高かった。そして・・・出た、これがマンボウの肝だ。これまたなかなかの珍味。ご主人によれば、アヒージョよろしく肝が浸かっている油もマンボウのそれと。
少しだけ生臭さはあるものの、それよりも美味しさの方が圧倒的で・・・うーん、これは大満足だ。
回りを見ると、お客様がガサッといなくなっていた。メニューもそうだが、会社帰りなどにまさに「寄り道」していくお店なんだろうなあと。
お会計をしたところ、なかなかリーズナブルで、リピート確実だな・・・と。
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