メルセデスベンツCLAはすごいぞ

フォルクスワーゲン・ゴルフが輸入車の大衆車の代表であれば、メルセデス・ベンツは高級車の代表ということになろうか。


　だが、そのゴルフにもスポーティバージョンのGTIがある一方で、メルセデスにはAクラスやBクラスといった、我々にも手が出るくらいのモデルが出ている。
　実はAとBは同じシャシーにエンジンを積んでいて、上に載せるボディが違うだけだ。そのA・Bの派生車種としてCLAというモデルが出ている。

　そのモデルの試乗レポートが目に留まった。結論から行くと、なかなか魅力的なモデルであることが判明した。
　詳しくは、こちらの記事をご覧いただくこととするが、かいつまんで説明しよう。

　まずはそのスタイルだが、４ドアクーペという流れるようなかっこいいもの。当然、空気抵抗も低く抑えられているという。
　インテリアは、A・Bと同じテイストだが、前後席ともハイバックシートを採用するなど、よりパーソナル感を強調したものになっている。


　４ドアというのは、後席の乗り降りに威力を発揮する。スタイル上、ヘッドクリアランスが低いものの、レッグスペースもゆとりがあり、窮屈感はない。
　さらに、トランクは上級車種のCクラスをしのぐ４７０リッターを確保しているから、その点でも不自由さはないだろう。

　ベースモデルは１．６リッターだから、パワフルとはいかないが、低速からトルクが出ていて扱いやすい。
　もちろん、メルセデスだから、衝突安全などの装備にもぬかりはなく、スタイリッシュで十分実用的、パワーにこだわりがない人なら十分な一台だ。

　これで、ベースグレードだと３３５万円という・・・魅力的なチョイスのひとつになりそうな気がするが・・・
　これは嬉しい時代になったぞ。手が出るレベルのハイパフォーマンスモデルが欲しければ、ゴルフGTIにすればいいし、かっこよさにステータスを感じる人ならベンツCLAにすればいいという・・・

　いつか、家庭環境が変わり、かっこいい車に乗れるようになったら・・・なんて考えてしまうなあ。