さて、シャトレーゼホテルをチェックアウトし、ブドウを購入したが、さすがに時間も早いので、せっかく来たのだからと足を延ばしたのが恵林寺。
ご存じ武田家の菩提寺にして、武田家滅亡の時の「心頭滅却すれば、火もまた涼し」という名言でも有名なところだ。
前回来たのが・・・と調べてみたら、この時で2014年のことだった。10年前のことになる。写真のレベルもかなり落ちるなあ。
今回は参道から意識して進むと・・・まず見えてくるのが赤い柱が印象的な四脚門(重文)。徳川家康による再建という。
そして三門が見えてきた。ここがまさしく、織田信長によって武田の残党とともに押し込められ、火をかけられた住職がかの名言を残したところ。
実際に、その名言の額も掲げられている。ここを過ぎていくと見えてくるのが開山堂と三重塔。さすがに伽藍は大きい。
ここから拝観受付のある庫裡(トップ写真)を通り、本堂に進む。大広間や写真のように庭園を借景として絵画のように見えるお部屋など・・・
さらにこちらでは本尊よりも有名なのが不動明王像だ。うぐいす廊下を通りながら、明王殿に進む。
こちらの不動明王は別名「武田不動」と呼ばれ、武田信玄が生前に等身大の像を作らせたと言われている。
10年前は写真撮影もできたが、今回は不可とのことで、別のところから拾ってきた。前回の記憶では、遺髪を像に塗りこめたように聞いたが・・・
今回行ったところ最新の調査により、この像が亡くなる一年前にできていたことが判明したという。いずれにしろ信玄の思いのこもったものである。
またここは、柳沢吉保の墓もある。明王殿からの順路で見ながら進む。柳沢吉保は甲斐にもゆかりがあり、かなりの功労者だったと。
ゆっくり回るとなかなか時間もかかる恵林寺、さらに宝物館もあったが、ここはスルーした。
というのは、もう一か所立ち寄りたいところがあったからだ・・・そこについては、また稿を改めたい。
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