回転寿司屋の請求棄却

小生、回転寿司に行く機会は多くない。いや、別に気取って高い店に行っているのではなく、一人で寿司を食べに行く気分にならないのである。とはいえ、たまに行くと安いネタばかり取るという変な奴ではあるが・・・

　ときに、少し前に回転寿司のネタは、偽装ネタが多いということで話題になったことがある。たとえば、マグロやアワビなどほとんど代用品であるとか。
　まあ、安くて味がそこそこ美味しければ何の文句もないんだが・・・というところで、その代替ネタを特集した週刊誌の記事に訴えを起こした寿司屋があった。

　ネットのニュースによると、回転すし店が表示と異なる「代替ネタ」を使っているとした「週刊女性」の記事に対し、「本物のネタを使っているのに信用を傷つけられた」として訴訟を起こしていたらしい。
　訴えていたのは、「無○○ら寿司」チェーンを経営する「○らコーポレーション」。損害賠償請求額は３００万だったとか(汗)

　この訴訟の判決が１１日、大阪地裁であったという。結果は、棄却だったというが・・・よーく考えると微妙だなあ。
　まず、この回転寿司屋さん、ほんとに本物のネタだったのだろうか。もし、本物だとしたら、訴訟を起こすことはプラスに働くのだろうか。

　小生のような歪んだ男だと、訴訟を起こすということは、実は・・・なんて考えてしまう(汗)。本物なら、それで放っておけばよかったのではと・・・
　たぶん、訴えを起こすことで自分のところは胸を張って、という意味あいなのだろうと推定されるが、棄却されてしまった。

　棄却された理由は、「記事は原告が対象とはいえず、回転すし店がすべて代替ネタを使っているとの印象も与えない」というものだったが、理由はともかく、棄却の事実だけを人は見てしまうんだろうなあ(涙)
　とするとやはり、あの店は・・・という疑惑を持つ向きも出てきてしまう。うーん、ちょっと切なくなってしまったぞ。

　小生、決してこの寿司屋を茶化すつもりはないが、こういう記事がネットでニュースになったことが、この件の評価を物語るように感じてしまう。
　このチェーン、見つけたら今度入って応援したい・・・でも大阪の企業のようだしなあ(汗)