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毎度おなじみ「日本秘湯を守る会」のお宿巡り。今回おじゃましたのは、福島市の高湯温泉の「吾妻屋」だ。
こちらに初めて来たのが2008年のこのとき。秋田からの帰りに途中でもう一泊しようと選んだのがキッカケだった。
一発で気に入り、以来、毎年訪問させていただいている。こちらに訪問する最大の目的は温泉に入ることだ。そう高湯温泉は温泉自体が抜群なのだ。
日本中に硫黄臭のする白濁した温泉はあるが、高湯のそれは日本でも屈指の強烈なもので、温泉としての効用はすばらしい。
また高湯温泉郷は鳴り物禁止、また自然湧出の温泉のみで勝負しているという。よって、お宿以外に食事処やスナックなどはない。そんなところに秘湯のお宿があるのは当然というべきか。
いつものように14時のチェックインと同時に手続きし、名物の野天風呂「山翠」に飛び込む。ここは、照明設備がなく、日没までのお風呂。
真っ白なお風呂に入ると布団に入ったような気分になり、思わず「ただいまあ・・・」と言ってしまいそうになる。
そしてここを楽しんだ後は、貸切の露天風呂に向かう。小さなものだが、3か所あり、予約は不要だ。
こちらは当然源泉かけ流しで、免疫力が向上していくのを感じる。たっぷり身体に硫黄臭をまとい、お部屋で一休み。
その後、再度山翠に入り、さらに別の貸切露天風呂、そしてチェックイン時に予約した貸切の内風呂に展開する。
もはや温泉でホカホカのフワフワだ。ここから夕食後、内風呂に入り、夜は早くに爆睡する。どうでもいい話だが、内風呂の湯出口が馬に見えるのは小生だけか?
翌朝、目覚めると快晴。これは嬉しいとばかりに、山翠に入る・・・そして顔を洗うために内風呂に・・・
こちらに来るとだいたいこんな感じで、ひたすら温泉に入り、寝て、食事をする・・・まさにそのためにこちらに来るという。
バスタオルと浴衣はセルフで何度でも替えられるし、缶ビールやジュースなどはセルフで自己申告精算方式。
家族経営がゆえに、あえてセルフに委ね、いい意味で自由にさせてくれる。小生にとっては福島の故郷というような・・・
今回も大満足でお宿を後にした。例によって、食事等は別稿にて・・・
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