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それにしても、体操個人総合の内村の逆転劇はすごかった。しかし・・・その最後のシーンから見ると、採点種目ならではの微妙な感じが残ったのも事実だろう。
日本から見れば、結果がよかったのでいいんだが、それでもなお、「あれ、ほんとにこれでいいの? 」と思った人もいたかと。
となれば海外のメディアとしてもこれは突っ込みたくなるわけで、世界大会8連覇の内村に対し、「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」という質問が飛んだという。
内村2連覇 垣間見えた頂点を争った2人の友情 ベルニャエフ「無駄な質問だ」
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内村は淡々と「まったくそんなことは思ってない。みなさん公平にジャッジをしてもらっている」と答えたが、これに一番怒ったのが金を争ったオレグだったという。
「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」というさわやかな神対応で、にわかに日本でも話題を集めている由。実際に彼こそ金メダルにふさわしいという称賛もたくさん出ているようだ。
少なくとも今後の体操界で、彼が世界のトップをけん引するのは間違いないところだろうが、こちらの記事では、内村自身がギリギリの戦いだったことを吐露している。
「次にオレグとこういう大きな舞台で戦ったら、僕は絶対に勝てないと思います」という言葉は世界のトップを走り続けた者がまさに肌で感じるものであろう。
五輪二連覇をはさみ、世界大会八連覇は今後あるかどうかという記録だが、この大会のギリギリの勝負が、その時代の交代時期を示唆しているようだ。
「8年間、僕が個人総合のレベルを一気に引き上げてしまって……。でも、それだけみんなできるんだということを真っ先に証明したと思っています。その上で、僕よりもっとできる選手が出てきて、まだまだ体操界の進化というのは止まらないと思うし、そういう意味では僕も貢献できているのかなと思います」うーん、深い言葉だ。
内村自身、個人総合からは身を引く意向を示している、まだ決定ではないようだが、この大会が個人総合での姿を見る最後になったのかも知れない。
とはいえ東京大会には絶対に出たいとも言っているので、床とか鉄棒のスペシャリストとしてぜひ団体の二連覇に貢献してほしいものである。
今回内村と死闘を演じたオレグは、日本の加藤凌平と同い年という。次は加藤の番だ・・・バトンは内村から加藤へと、誰もがそこに期待していくことだろう。
あっ、まだまだ田中も忘れてはいけないぞ・・・
日本から見れば、結果がよかったのでいいんだが、それでもなお、「あれ、ほんとにこれでいいの? 」と思った人もいたかと。
となれば海外のメディアとしてもこれは突っ込みたくなるわけで、世界大会8連覇の内村に対し、「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」という質問が飛んだという。
内村2連覇 垣間見えた頂点を争った2人の友情 ベルニャエフ「無駄な質問だ」
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内村は淡々と「まったくそんなことは思ってない。みなさん公平にジャッジをしてもらっている」と答えたが、これに一番怒ったのが金を争ったオレグだったという。
「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」というさわやかな神対応で、にわかに日本でも話題を集めている由。実際に彼こそ金メダルにふさわしいという称賛もたくさん出ているようだ。
少なくとも今後の体操界で、彼が世界のトップをけん引するのは間違いないところだろうが、こちらの記事では、内村自身がギリギリの戦いだったことを吐露している。
「次にオレグとこういう大きな舞台で戦ったら、僕は絶対に勝てないと思います」という言葉は世界のトップを走り続けた者がまさに肌で感じるものであろう。
五輪二連覇をはさみ、世界大会八連覇は今後あるかどうかという記録だが、この大会のギリギリの勝負が、その時代の交代時期を示唆しているようだ。
「8年間、僕が個人総合のレベルを一気に引き上げてしまって……。でも、それだけみんなできるんだということを真っ先に証明したと思っています。その上で、僕よりもっとできる選手が出てきて、まだまだ体操界の進化というのは止まらないと思うし、そういう意味では僕も貢献できているのかなと思います」うーん、深い言葉だ。
内村自身、個人総合からは身を引く意向を示している、まだ決定ではないようだが、この大会が個人総合での姿を見る最後になったのかも知れない。
とはいえ東京大会には絶対に出たいとも言っているので、床とか鉄棒のスペシャリストとしてぜひ団体の二連覇に貢献してほしいものである。
今回内村と死闘を演じたオレグは、日本の加藤凌平と同い年という。次は加藤の番だ・・・バトンは内村から加藤へと、誰もがそこに期待していくことだろう。
あっ、まだまだ田中も忘れてはいけないぞ・・・
おっしゃるとおり、出し切るって口で言うのは簡単ですが、実のところまだ次があると、ついついどこかで緩んでしまうのが小生の常。
理屈ではなく本当に出し切るって感覚はなかなか得られないような。でも小生も東京でも内村を見たい一人ではあります。
腰も痛めたようですし、少し休んでもいいかと。
世界王者がいう、「もう何も出ないとこまで、出し切った」って、どんな境地なんでしょう。
東京五輪で、「王者の着地」をもう一度、見てみたいです!