このブログの読者の皆様にはおなじみ「日本秘湯を守る会」のお宿ではないが、都心からもっとも近い秘湯とも呼ばれているお宿、「真木温泉」に今年も出掛けてきた。2014年の春に初めてきて以来、お気に入りになっている。
2014年、2015年と続けて12月に訪問し、今回で三回目の師走の宿泊となる。これは偶然というわけではなく、比較的寒冷地に多い秘湯のお宿はこの季節だと車で行きにくくなる。
そこで、電車と送迎バスで行けるこちらが・・・というもの。ちなみに「真木」と書いて「まぎ」と読む。大月市郊外の地名であるが、一軒宿でまごうかたなき秘湯の佇まいだ。
今回もチェックインもそこそこに、まずはと温泉に飛び込む。こちらのお風呂は男女別の大浴場と露天風呂(入れ替えなし)に、貸切露天風呂が二か所だ。
まずは大浴場に行く。広大な敷地だが、部屋数が多くないため、サイズも標準的であるが、だいたい貸切状態となる。
こちらの泉質はアルカリ性で、そのままミネラルウォーターになるレベルで、透明で滑らか、いつまでも入っていられる。
貸切状態をいいことに、変態スマホのUnihertz Atomが大活躍で、犬神家などもやり放題(苦笑)
ここから貸切露天風呂に展開、頭寒足熱を地で行くこの幸せ感はなんとも言えないぞ。ひとっ風呂(正確にはふたっ風呂か)浴びてから、のんびり昼寝。
なんともいい時間が流れていく。気がつけば、夕食も近づき、再度温まりに・・・となれば、夕食後も・・・
というところで、こちらのお宿はすべてのお部屋に専用の露天風呂がついている。実際には縁側についている感じで、半露天という感じで雨や雪でも大丈夫。
夕食後はこちらに入らせていただくが、大人二人が足を伸ばして入れるサイズなので、ゆっくり入ることが可能だ。
当たり前のように翌朝も温泉をたっぷり楽しませていただいた。
日本秘湯を守る会のお宿でいうと、都心に近いといえば、東京の檜原村にひとつ、秩父にひとつあり、ともにお気に入りであるが、こちらは新宿から特急で1時間で大月、そこから15分くらいでお宿に着くので、都心に一番近いというのはあながちウソではないかも。
もちろん山の中の一軒宿で、何もないといえばその通り。だが、こちらのお宿は間違いなく、「何もしないをしに行くお宿」である。
いろいろな著名人の色紙もたくさん飾ってあり、こちらにはお忍びで身体を休めに来る方も多いことが推察される。
大浴場には行かずとも専用露天風呂でも十分なのだから・・・というところで、いつものように温泉以外は別稿にて。
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