先日、三田キャンパスに所用があった。ちょうど知人から、三田に行くなら、旧図書館で企画展、「三田につるの屋があった頃」というのをやっているよと聞き、見に行くことにした。
ちなみに、旧図書館は有名だが、館内に入るのは何十年ぶりだろうか。ステンドグラスは昔のままで、やはり小生にとってはノスタルジックな気持ちになる。
この日は、AQUOS R2 Compact(左写真)とOPPO Reno7 A(右写真)の撮り比べ。建物の外観では大差ないが、ステンドグラスは光の集め方に差が出る。
これはまあ、もともとのカメラの水準からして仕方ないレベルではある。逆に、改めて館内は暗いなあと実感した。
くだんの企画展は、このステンドグラスの階段を登った先の二階であった。少し「つるの屋」について紹介しておこう。
ローカルなネタで恐縮だが、田町の駅から三田キャンパスの間には、「慶應仲通り」という狭い通りがあり、そこにはたくさんのお店があった。
学生向けの喫茶店や、雀荘などなど・・・早稲田のキャンパス周辺ほどの規模はなく、かつ企業もあったので、学生の街とまではいかなかったが、それでも部活のたまり場になっていたり、ゼミのたまり場になっていたところも多かった。
その中で「つるの屋」は長きに渡り、たくさんの部活やゼミのたまり場になっていて、企画展にも再現されていたが、店内にはたくさんのペナントが貼られていた。
小生の部活のたまり場だった喫茶店は、「つるの屋」とともに、その中でも老舗みたいな存在だった。
時代が進み、気が付いたら、そうした昭和レトロなお店は、「つるの屋」とその喫茶店しかなくなってしまっていた。
その喫茶店の方はご主人もなくなり、その後数年間は部活のたまり場として「つるの屋」を使っていた。
その「つるの屋」のご主人も急死し、今では当時のお店は皆無になった。キャンパスは引き続きキャンパスだが、駅からの道はまったく別のものになってしまった・・・
そんなことを思い出させてくれる企画展、なんと当時の椅子やお品書きも再現されていた。
ときに高校生の頃、同居していた明治生まれの祖父から「昔はよかった」とよく聞いた。
その頃は、「昔がいいとかいうが、いいばかりじゃねえだろ」と思っていたが、気が付けば、今から見る昭和は、当時の明治みたいなものだ。
そんな小生が「昔は良かった」と口ずさめば、それは祖父と同じことに・・・だが、それでもなお、「昔は良かった」と・・・
ちなみに「つるの屋」はたくさんの部活やゼミのたまり場になっていた。小生のいた喫茶店は、我々以外は数少なかったのでこうした企画展にはならないだろうなあ・・・
学生の頃から現役で続いているお店といえば、後はラーメン二郎だけか・・・そりゃあ40年以上経てばそうなるわなあ・・・
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