iPhone7/7Plus登場

お約束の通り、今年も9月が欧米の新年度スタート・・・ということで、iPhoneの最新型が発表された。新型の名称は6Sの次の7となった。


　と、ここまでは例年のパターンだが、今回のパターンが今までと違うのは、形が前モデルとほとんど変わっていないこと。もちろん細かくいえば、イヤホンジャックの廃止とか、いろいろあるんだが・・・
　これまでは、4→4S→5のパターンで数字が変わるタイミングでボディサイズの変更がされていたのだが、今回は6→6S→7のパターンでありつつ、サイズはまったく同じになった。

　ではどこが進化したのか・・・まずCPUはクアッドコアのA10を搭載。さらにiPhone 7 Plusにワイド側／テレ側で2つのレンズを搭載して2倍の光学ズームに対応したという。
　別紙スペック比較を見ればわかるように、カメラの画素はリアは1.2メガは同じだが、F値が2.2→1.8に上がっている。この光度の向上は効果があるはずだ。


　さらに、日本のマーケットでのポイントになりそうなのが、おサイフケータイ、SUICAへの対応のほか、防水対応となったことだろう。
　ストレージは、それぞれ32/128/256GBの3タイプで、ジェットブラックのみ128/256GBという。64GBがなくなったのは悲しいかも。

　価格はSIMフリーで、7が72800円～、7Plusで85800円～となっている。小生がiPhoneからサヨナラしたキッカケが6のときのバカ高い価格だったが少しはこなれているのか。
　とはいえ、グローバルにいえば、iPhoneはスマホ界のMercedesやBMWみたいなもの。高くて当然というべきだろうが、やはり高いよなあ・・・って。


　こうしたモデルがスマホシェアの半分弱を占めてる国は日本ぐらいのはず。日本が金満だから・・・というよりも、キャリアのいろんな売り方の中で、高いと思わず「みんなが持っているから」という理由で持っている人が多いはず。
　よって、利用レベルからすればiPhoneである必要はない人が多いと思うんだが・・・

　たとえて言えば、街中での使用しかしないユーザーが軽自動車でいいところを、GTRに乗っている・・・そんな感じである。
　面白いのは、当の本人たちがiPhoneを高いとか高級品と思っていないこと。メール・LINE・SNSに動画を見る・・・あっ、ポケモンGOも・・・くらいなら、高性能過ぎるわけで・・・

　でも、おサイフケータイと防水という日本人の心をくすぐるギミックにキャリアの不思議なサポートなどなどで・・・やっぱり売れるんだろうなあ。
　もちろん、小生も気にならないわけではないが、SEでも44800円～だしなあ。これで、SEとか6Sがドーンと下がったら・・・なんだが。