今年もこの季節が来た・・・そう紅葉を愛でながら、高湯温泉「吾妻屋」に来る時期だ。本来は「来る」ではなく、「行く」なのだろうが、個人的には福島の実家もしくは別荘というイメージなので「来る」という感じだ。
初めて来たのは2008年、夏休みで東北を回り、走行距離の関係で、最終日の宿泊は福島にしようと・・・で選んだのがご縁。一発で気に入り、以来年に一度は来ている。
今回もホスピタリティ満点の女将が笑顔で迎えてくれた・・・さらには、「桂さんところはもう住所もわかってるので、勝手に手続きしときました」とGoToの代理申請も。
こうしたひとつひとつが温かく、そして嬉しくなるのがこのお宿の特徴。そしていつものようにインフォメーションも客室案内も飛ばして自らお部屋に・・・(苦笑)
こちらでは、多くの常連さんがそうしている様子で、家族経営プラスαなので、常連さんは手を煩わせずに行こうか・・・ってノリだ。
もちろん、真っ先に飛び込むのが日没までの野天風呂の「山翠」。源泉かけ流しだが、冷気と相まって抜群に気持ちいい温度。ここのすばらしさは、入ってみないとすべては伝わらないかも・・・
白濁した温泉は、入ると湯の華がブワッと舞い上がり、肩までつかると、あたかもお布団に入っているかのような・・・今年も帰ってきたよ~って気分に。
ここから貸切露天風呂に展開し、さらには内風呂にも。お部屋で一休みしてから再び野天に向かおうとすると、時ならぬ雨! えっ、今日は晴れるはずだけど・・・
といいつつ、ここは雨にも負けずで・・・(苦笑)。もちろん、内風呂にも・・・夜は夜とて、予約制貸切内風呂に入ってから就寝。
翌朝も紅葉を眺めながら野天風呂に向かう。常連のお客さんと秘湯のオススメ情報など聞きながらゆったりと。
こうしたお風呂での情報交換は何より貴重である。今回の方は前日、新高湯温泉「吾妻屋」に宿泊された由。
このお宿と新高湯温泉「吾妻屋」は、新が一字入るだけの違いで、紛らわしいがともに「日本秘湯を守る会」のお宿で、新の方は山形県になる。
地図で見ると吾妻山を挟んで反対側にあるが、車ではぐるりと大回りするので2時間半くらい掛かるようだ。
「私をスキーに連れてって」の志賀高原と万座の位置関係に似ているのかも・・・(←かなり無理やり感が・・・しかもオタッキー)
この新高湯の方の評判もよく聞くので、一度行ってみたいと思ってはいるのだが・・・と、気が付けば一泊の間に、延べ7か所の湯舟につかってしまった。
帰宅後の服にはたっぷりと硫黄臭が・・・(爆) これもまた高湯温泉の魅力である。
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