アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

恒例圓朝祭

2010-07-20 06:29:07 | 落語
三遊亭圓朝といえば、落語界では止め名を超えた存在である。明治33年に没後、いまだに誰も継ぐものがいないが、その残した作品といえば牡丹灯篭をはじめ数多い。


 その圓朝の逝去8月11日にちなみ、各地で毎年圓朝祭りと称するイベントが行われる。そのうちのひとつ豊島公会堂で行われたので出かけてきた。
 というのも、ごひいきの米團治が出るからだ。って、よく考えたら圓朝とは関係ないゲストなんだが・・・(汗)

 さて、最近のホール落語にしては珍しいたくさんの噺家の登場、さらには事前に演目が告示されているという・・・
 ということでまずは三三が登場、「かぼちゃ屋」を演る。いつもながらなかなかいける・・・がちょっと前に聞いた市馬のそれときっちり同じ。これは市馬に稽古つけてもらったな(爆)

 さて三三が下がると流れるのが白鳥の湖の出囃子。そう白鳥の登場だ。圓朝にちなみ「札所の霊験みたいな話」という(苦笑)
 この「みたいな話」というのがまったく違う話であるが、なんともメチャクチャ面白い。っていうか、ある種爆笑に絞った仕立てだったことが大きい。


 そしてお目当て米團治だ。この日は「親子茶屋」だったが、いつもCDで聞いていた話であるが、やはり生はいい。形がいい・・・
 すっかり米團治を堪能した後、正蔵が登場。圓朝作の「操比競女学校」から「お里の伝」を演ずる。マクラもなく入ったが・・・うーん、やはり女の演じわけに難ありだ

 といいつつ、ここで中入りだが、すでに二時間近く経過している。これは三時間コースか? さてさて、中入り後は喬太郎の登場だ。
 冒頭のマクラからいきなり喬太郎ワールドが炸裂。正直、今回改めて喬太郎ワールドにハマッてしまった。さすがである。

 すっかり笑わしてもらった後、いよいよトリのさん喬が登場。これまたマクラも振らずに「鰍沢」に入る
 これといった笑いの入る話ではないが、さん喬のしっとりとした語り口はさすがである。終わってみれば三時間二十分コースだったが、疲れを感じなかったのは、ネタとともに組み合わせがよかったからか。

 正蔵以外は期待どおりの噺を聞かせてもらい、大満足の会であった。
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