小生のお気に入りの噺家の一人にして、普段は大阪にいる桂米團治は、時々関東での独演会をやっている。今回も、そんな機会があったので出かけてきた。
会場は銀座ブロッサム。入れ物としては大きいが、幸い前から6列目といういいところで見ることができた。
米團治の独演会は、基本的に3席やってくれるのでなかなか聞きごたえがある。といいつつ、開口一番は米輝の登場、「つる」だった。
そして米團治の登場。あれっ、出囃子が「さわぎ」だぞ。最初の噺はネタだしで「稽古屋」だったが、小朝にちなんで・・・ではないよなあ。ちなみにこの噺は、小生が彼のファンになったきっかけでもある。
ハメものの得意な米團治、振りの美しさ、お師匠さんの色気など、なかなかに素晴らしい。なんといっても品がいいのは、いつものこと。
そして、宗助が続き「天狗裁き」をやる。独特のムードを持っている印象だ。なんというか、個性派の俳優さんみたいな・・・
さらに再び米團治が続く。今度の噺は「足上がり」という・・・うーん、この噺は小生知らないぞ。
少なくとも江戸にはない噺で、米團治が得意とする芝居がかった噺である。ちなみに足上がりとは、クビのこと。
大店の帳簿をごまかして遊びに行っている番頭がクビになるのだが、実際にはクビになる前のところでサゲとなる。ちょっと米團治らしさの出る噺かと。
ここで中入りとなり、ふと隣を見ると、和服の女性グループがいただいたチラシを見ながら、11月の独演会のチケット予約を始めている。
さすがに熱狂的なファンが多いのかなあ・・・なんて。
そして、トリの一席である。これまたネタ出しで「らくだ」であった。上方版のらくだは初めてだが・・・基本ストーリーはおんなじのようだ。
だが、全体にどっしりとした江戸版に比べ軽快というか、テンポよく運んでいくのは上方流か、それとも米團治流か。
サゲが興味深かったが、せりふは江戸とまったく一緒だが、シチュエーションがまったく違う。江戸のそれはとってつけたようなサゲで好きになれなかったが、こちらのそれはストーリーとして自然さは残っている。
その点では、こちらの方がいいのかも・・・って。
大満足での帰路、次回の予約をしようと決意している小生であった。
会場は銀座ブロッサム。入れ物としては大きいが、幸い前から6列目といういいところで見ることができた。
米團治の独演会は、基本的に3席やってくれるのでなかなか聞きごたえがある。といいつつ、開口一番は米輝の登場、「つる」だった。
そして米團治の登場。あれっ、出囃子が「さわぎ」だぞ。最初の噺はネタだしで「稽古屋」だったが、小朝にちなんで・・・ではないよなあ。ちなみにこの噺は、小生が彼のファンになったきっかけでもある。
ハメものの得意な米團治、振りの美しさ、お師匠さんの色気など、なかなかに素晴らしい。なんといっても品がいいのは、いつものこと。
そして、宗助が続き「天狗裁き」をやる。独特のムードを持っている印象だ。なんというか、個性派の俳優さんみたいな・・・
さらに再び米團治が続く。今度の噺は「足上がり」という・・・うーん、この噺は小生知らないぞ。
少なくとも江戸にはない噺で、米團治が得意とする芝居がかった噺である。ちなみに足上がりとは、クビのこと。
大店の帳簿をごまかして遊びに行っている番頭がクビになるのだが、実際にはクビになる前のところでサゲとなる。ちょっと米團治らしさの出る噺かと。
ここで中入りとなり、ふと隣を見ると、和服の女性グループがいただいたチラシを見ながら、11月の独演会のチケット予約を始めている。
さすがに熱狂的なファンが多いのかなあ・・・なんて。
そして、トリの一席である。これまたネタ出しで「らくだ」であった。上方版のらくだは初めてだが・・・基本ストーリーはおんなじのようだ。
だが、全体にどっしりとした江戸版に比べ軽快というか、テンポよく運んでいくのは上方流か、それとも米團治流か。
サゲが興味深かったが、せりふは江戸とまったく一緒だが、シチュエーションがまったく違う。江戸のそれはとってつけたようなサゲで好きになれなかったが、こちらのそれはストーリーとして自然さは残っている。
その点では、こちらの方がいいのかも・・・って。
大満足での帰路、次回の予約をしようと決意している小生であった。
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