
19日のショートプログラムを経て、さあいよいよ勝負のフリーだ・・・今年の女王は誰に・・・というところで、最終滑走の六名にスポットを当てたい。
まずはショートの結果を再確認である。ご存じのとおり、紀平がトップ、次いで宮原までもが70点超え。
続いて僅差で坂本・樋口と続き、山下・本田・川畑までが65点超え。この後に続く永井あたりまでが、表彰台圏内かと。
とはいえ、優勝となると樋口までと見るのが妥当なところだろう。さて、ショートを見ながら個人的な勝手予想など・・・
まず本田真凛だが、ここしばらくの不振からようやく立ち直り、復活の兆しが見えた。天性の表現力に加え、ジャンプなども決まれば・・・だが、連続ジャンプなどで回転不足を取られていたのが気になるところ。
その点でいうと、今年の全日本はそのあたりが厳格になった感じで、インフレになっていないのはある種快い。
そして、優勝にからむところでは、樋口はひいきを承知で得点が辛かったかな・・・と。だが、本人も好調を宣言しているが・・・
フリーではトリプルアクセルを入れることを表明している。すでに記事でも紹介しているように、成功した動画も見えている。
これが決まれば・・・だが、一方で紀平の優位は動かないだろう。トリプルアクセルだけでなく、四回転サルコウも決まればぶっちぎりだろう。
採点についてみれば、宮原のショートはちょっとインフレ気味に見えた。ディスるつもりはないが、彼女のジャンプには加点があまりつかない。
その点で、彼女が勝つためには他の選手のミス待ちだろう・・・というのは辛すぎか。
そして、坂本はそうした混乱の中でダークホース的な存在か・・・ただ、ディフェンディングチャンピオンなのだから。
むむ、いずれにしろ大変興味深い一戦になりそうだ。個人的な予想では・・・やはり紀平が優勝か。
続いて樋口がトリプルアクセルの成功で二位に入る。三位は激戦の中、宮原のまとめがわずかに坂本をしのぐ・・・
真凛ちゃんは、健闘するも五位にとどまる・・・なんてことにならないかなあ。
得点“インフレ”ということなら、羽生選手はジャンプが詰まっても加点が止まらない…、あ、男子はいいか。
女子は今年、ジュニア旋風を感じないのが、ちょっと寂しいかも。
なんにせよ、五輪代表選考がかかる苦しいほどの緊張感はないですね。
みんな大いに挑戦してほしいです!
予想通り紀平選手の圧勝という結果でしたが、紀平選手も樋口選手も、イチかバチかにはチャレンジせず、勝負に徹した形でしたね。
今回は滑走順も影響したように思いました。樋口選手は思い切りのいい本来のジャンプが出た一方で、宮原や坂本選手はそのプレッシャーにやられたかなと。
ともあれ、樋口推しの私にはやってくれた!という気分です。