アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

入船亭小辰を楽しむ

2013-03-29 05:23:11 | 落語
小生、とある会で年に数回一之輔師匠を囲んでの会に参加させていただいている。実は、この会は師匠が二ツ目の頃から行われていた。師匠が真打になったことを機に、別の二ツ目の会を・・・ということになり、新たに小辰氏にお願いをし、先日第一回が開催された。

 場所は大塚の某所。偶然だが、ここは小辰氏の出身地だという。入船亭辰じんと名乗った前座の頃から個人的に気に入っていたが、楽しみだ。
 さっそく開演である。この会のメンバーの中では最若手の小生、最前列に座らせていただき、かぶりつきで聞かせていただく。

 冒頭、自己紹介など始めながら、自分の前任が一之輔師匠と聞き、恐縮しているなんて言っていたが、どうしてどうして・・・たいしたものだ。
 昨年の11月に二ツ目になったばかりなので、まだまだこれから・・・なんだが、前座の頃からの口調の良さはますます磨かれた感じか。

 始めたネタは・・・おお、「ねずみ」だ。初回ということで、気合も入っていたのかしらん。考えてみると、このネタは先代の三木助が浪曲から引っ張ってきたもの。
 その三木助の流れをくむ入船亭扇橋が得意にしていた。そう、小辰からみれば、扇橋は大師匠にあたるわけで、若手ながらそうしたネタを持ってくる心意気が嬉しい。

 もちろん、このネタを若手として元気によく口演していて、しっかりとサゲまで連れて行ってもらった。
 やはり小辰いいじゃないか・・・って。

 終わったのちは、お約束の大懇親会とあいなる。小辰氏から見れば、大変な年上の観客たちが、わいわい言いながらの宴。
 なかなか楽しい会となった。また、次回が今から楽しみである。
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