アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

何をいまさら鎌倉幕府

2013-03-29 06:00:09 | つれづれ
高校の歴史教科書のニュースでちょっと面白いのを見つけた。鎌倉幕府の成立に関する記述が変わるというものだ。


鎌倉幕府はイイクニ?イイハコ?変わる教科書(読売新聞) - goo ニュース

 これまでは、イイクニ作ろう鎌倉幕府だったものが変わってしまう・・・なんてあるが、ちょっと待て、これって小生が高校生だった1970年代にはすでに、鎌倉幕府成立は1192年ではないって教わっていたぞ。今さら・・・ではないのかって。
 えっ、もしかして小生の習った日本史が、当時としては異端だったのかしらん?

 言っておくが、小生の高校は伊豆の田舎の普通の高校で、特別な進学校とかではなかったし、教科書も標準的なものを使っていたはず。
 だから、不思議な感覚になるのだ。ちなみに、小生を指導した先生は、1184年とすべきかなあ・・・とも思うが、まあ1185年が妥当だろうという説だった


 たまたま頼朝が青年時代を過ごしたのは伊豆だったわけで、北条政子とのデートの場となった音無神社とか、リアルに実感できる歴史のワンシーンでもあった。
 そう思うと、結果として小生はいい先生に教えてもらったと思うべきかも。小生が歴史マニアになったのも、少なからずその先生の影響があったわけだし。

 ともあれ、昔の常識とされていたものが覆るのは昨今の常。トップ写真の頼朝像も、今では頼朝かどうかわからない・・・となってしまった。
 ときに、こちらも興味深い歴史の評価の変化だ。


聖徳太子は実在せず? 高校日本史教科書に「疑う」記述(朝日新聞) - goo ニュース

 小学生の頃に習う、大化の改新も今は乙巳の変という表記になっているし、そのクーデターの評価自体も変わってきている
 その流れの中、近年の研究では、聖徳太子の実在を疑うものも増えてきているし、聖徳太子=蘇我馬子説や、推古天皇=聖徳太子説なんてのもあるくらいだ

 天智天皇(中大兄皇子)の歌は、百人一首の一番にあるので、なんとなく善のイメージを持っていた。が、高校生の頃に、古典で額田王をめぐる略奪愛の話を知り、一方で日本史で習った、壬申の乱をめぐる動き、さらには大津京遷都などを知るにつけ、彼に対するイメージは変化していった
 今ちょうど、ビッグコミックにこの辺を取り扱った漫画「天智と天武」が連載されていて、興味深く読んでいるが、蘇我馬子は本当に悪人だったのか。はたまた法隆寺に祭られているのは誰なのか・・・興味はつきない。

思えば、小生真面目な高校生だったんだなあ・・・
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