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2月24日は沖縄県の県民投票もあったが、同時に天皇陛下の御在位三十年記念式典も行われた日でもあった。
小生が米團治の独演会など聞いている裏で、式典が行われていた形だが、25日のテレビで陛下のお言葉を聞いて、感動してしまった。
内容についてはこちらをご覧いただくとして、小生が感動したのはそのお話の佇まいだ。内容はもちろん、素晴らしいものだが、それ以上に心にしみこんでくるようなお話のされ方に、とにかく感涙の嵐になってしまった。
陛下が本当に被災地に心を寄せられて、そこに暮らす人への思いをはせ、そして平和を希求されていることがよくわかる。
心の思いがそのままお言葉になっていることって、こんなにも心にしみこむのだって思った。
さらに感動したのは、陛下が原稿を間違えたシーンで、皇后様がサポートされたシーン。指摘に感謝する陛下と皇后様との関係が本当に素敵だと思った。
このお二人の本当に仲のよろしいことはなんとも素敵で、世間一般には奥さんと会話のないことを自慢しているご主人の多い中、素晴らしいと。
小生もかくありたいと思った次第。
そしてもうひとつ、この式典では陛下と皇后さまが作られた歌を三浦大知が歌ったのも良かった。
三浦大知、天皇陛下御在位三十年記念式典で高らかに御前唱「本当に幸せでした」
かつて、どこかの首相が主権復帰の日の記念式典を画策した際に、陛下が「その時点では沖縄の主権はまだ復帰していない」と難色を示されたこととシンクロしてくる。
誰の頭にも沖縄は日本のひとつの県なのに、首相がそれを無視した式典を押してくる・・・基地問題をとっても沖縄は日本ではないかのような行動や意見が世の中に決して少なくないように思うのは小生だけだろうか。
ネトウヨなどからは、「沖縄は日本から出ていけ」なんて言葉すらある中で、陛下の姿勢は本当に素晴らしいと。
ひたすら感動の小生である。
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