知人があるとき小生にこんなことを言っていた「政治家って、あんなに顔のアップのポスターを街中に貼りまくっているけど、普通なら恥ずかしくてやれないよな」と。
確かに、落語もやるし年甲斐もなく派手な服を好んで着用する小生だが、言われてみれば・・・恥ずかしくてやれないなあと。
そんな中、ある筋から先日の衆院選で落選した某氏が、選挙区の医師会の新年会、そして薬剤師会の新年会に出席したという話を聞いた。
衆院議員だった頃から毎年招待されているというが、どんな気分で出ているんだろうと思ったところ、出席だけではなく挨拶までしていたという。
ざっくり言うと、今薬が不足して大変だが、製薬会社にちゃんと対応できるよう働きかけていくというようなことを話していたらしい。
おいおい、議員でもない人がどうやって対応していくの? っていうのが最初のツッコミどころだが、そもそも論として「長いこと製薬会社から体力を奪い、海外からの薬に頼らざるを得ないような政策を続けてきたのはどこの党ですか」と聞いていた関係者は感じた由。
これを厚顔無恥といわずして何というのだろう・・・
その人は、某議員の補欠選挙の(たまたま生で聞いた)応援演説で、「半導体の不足問題もしっかり取り組んでいく」と言っていた。
このジャンルの業界の競争力が落ちたのは野党のせいだといわんばかりの論調だったことを記憶している。
さらに思い出したのが、2018年のこの記事・・・総裁選出馬をした石破氏に対し、この発言をした周辺にいた人なのだ。
「総裁選は党員や党所属議員ら限られた人にしか投票権がない。一般人にも届くような討論会をしても仕方ない」(首相周辺)※ 朝日8月22日
党内では「石破氏を支持した議員は今後3年間、首相から徹底的に冷遇される」(首相周辺)※読売8月4日
総裁選前に大新聞に堂々とこういう発言をしていたことを小生は理解できない。
そしてこの人は選挙に落選した際に、選挙戦中に「公認されていない自分の地方組織にも、党が資金援助したことで逆風が強くなり、そのせいで落選した」とテレビのインタビューに答えていた。つまり落選したのは(あたかも)石破総裁のせいだといわんばかり・・・
いずれにしろ厚顔無恥でないと議員はやれないということだけは確かなようだ・・・もちろん、尊敬できる人もたくさんいるとは信じたいのだが・・・
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