赤てんてなんだ・・・赤てんラーメン

水戸には当然ながら県庁がある。その県庁は、市の中心街から少し外れたところにある。その県庁から少し行ったところにある派手目なラーメン屋の看板を発見した。

　それが今日紹介する「赤てんラーメン」である。赤てんって、いったいなんだ？と思いながら、フラフラと入店した。
　カウンターだけの細長い店内だが、すぐに赤てんの意味は判明した。赤てんとは赤天、すなわちさつま揚げのことだという。


　ふむふむ、そうかここのラーメンには、基本的にこのさつま揚げが具として入るのか。ということは、ここのラーメンは九州系のトンコツだな。
　どれどれ・・・お、来た来た・・・赤天の入ったトンコツラーメンだ。佇まいはご覧のとおり、さつま揚げ以外はきわめてオーソドックスなトンコツラーメンだ。

　どれどれ、スープは・・・うーむ、これまたきわめてオーソドックスなスープ。不味いわけではない。美味しいのだが、品行方正な味なのだ。
　さてさて、それでは注目の赤天だ。うん、これはなかなかいい。一切れなので、あっという間だが、このアイディアもいいし、味もスープによく合っている。

　なにより本格的な九州を感じるのがいい。水戸で九州を感じる店はなくもないが、ここなどは、典型的なところだろう。
　赤てんらーめん、九州の味である。トンコツの臭みがつらい人にもいけるような感じである。