アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

新型セレナの自動運転について

2016-09-22 06:00:08 | 車ネタ
「やっちゃえ、日産」というフレーズを矢沢永吉が発し、今日産が新しい技術にチャレンジしていることがCM等で訴えられている。


 そのシンボル的な存在が、新型セレナに搭載される「いわゆる」自動運転機能だ。「いわゆる」と書いたのは、世間一般がイメージする自動運転のレベルにはまだ遠いからだ。
 ところが、先日某局のモーニングショーでセレナの装備について絶賛する報道があった。日産にケチをつけるつもりはないが、ちょっと待てよと・・・

 そのテレビでは、自動で車が駐車することに驚愕していた。が・・・それって、MercedesやBMWなどではすでに搭載されている機能だ。
 さらにこれまた欧州車ではすでに搭載されているレーンキーピングや自動追従についても絶賛していたし、将来的には道路標識を読み取り、進入禁止や速度制限を認識して運行する予定もあることなどを紹介していた。

 テレビのコメンテーターは、すげえすげえを連発していた。が、すでに新型Eクラスでは、道路標識を読み取り、それに合わせて運行するシステムが搭載されている。当のMercedesもこれはまだ自動運転ではないとコメントしている由。
 つまり、セレナの技術は自動運転というより、今の時点ではすぐれた「運転支援」というレベルだし、世界をリードする新技術というものは今のところ載っていない。


 だから、考え過ぎかも知れないが、この報道の真意としては「日本車の技術は世界最高」というイメージを醸成することにあるのかと。
 かつて日本を支えたご年齢の方々と話すと、スマホの世界では日本製品は後進国であるということに驚かれる。多くの方の第一声は「それはありえない」とか「信じられない」だった。

 今でも多くの方が、日本車の技術は世界最高と思っているし、ハイブリッドは世界最先端の技術と考えているはず。カリフォルニアの規制でトヨタが窮地に立っていることなどは全く知らない・・・その点では、マスゴミの刷り込み効果も少なくないと思っている。
 これも一種のガラパゴスで、特にここ数年の日本の報道の偏向ぶりは、近隣諸国のことを言えないレベルと

 もちろん、セレナのそれがダメというのではないし、この価格帯の車にこの技術を搭載したことの価値は評価されるべきで、こちらの記事もそのスタンスだったので安心した。
 個人的にはなぜミニバンに最初に取り入れたのかが興味あるんだが・・・と思い、チラッとホームページを見たが、今、日産のセダンというとシーマ・フーガ・スカイライン・ティアナ・シルフィ・ラティオしかないのか・・・

 かつてはBC戦争なんて言って、新しい技術はブルーバードとコロナから・・・ってのが定番だったんだが、今やその名前すらなくなったんだなあと。
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