滝沢館に宿泊した小生、翌日まっすぐ帰るのも・・・で向かったのが赤城神社である。赤城山(あかぎやま)は、群馬を代表する連山で前橋市の北側に連なっている。
山自体が信仰の対象となっていて、その山をご神体とするのが赤城神社だ。実は、赤城神社と名乗るところは全国に300箇所ほどあるとか。
で、おそらく一番メジャーなのが赤城山の山頂近くの大沼のほとりに建っている赤城神社で、その大鳥居が山を登るふもとにある。だが、その総本山は別のところにある。
その総本山である三夜沢の赤城神社に立ち寄ったという次第。場所は滝沢館から山を下りたところにあり、山のふもとに近いというべきか。
観光化されているとはいえないが、その分ひっそりしていて厳かな雰囲気が漂う。手水舎は、なんとそれなりに大きな池のほとりにあり、鯉が泳いでいる。
この神社、格式も歴史もものすごく古く、平安時代初期からの歴史が確認されている。延喜式に定める十二社のひとつであり、それだけの格式を誇っているわけだ。
当然杉の巨木も多くあり、県内でも有数の巨木が立ち並んでいる。高いものだと60mくらいあるという。
荘厳な神域は、さながら原生林に迷い込んだような感じすらして、「もののけ姫」に出てきそうな・・・
拝殿にお参りして、ぐるっと回っていると、ペットボトルを持って水を汲んでいる人がいるのを見かけた。
お聞きすると、これはここからまさに湧いている湧き水という。もちろん水道のように消毒したものではないので、そのまま飲むのは自己責任だが、軽く飲ませていただいた。
きわめて冷たく爽やかなもので、身体の中から清浄になったような気がした。当日は何かのイベントがあるようで、そろいのTシャツを着たお姉さんたちが準備をしていた。
駐車場も広く、フラッといってお参りができる。団体旅行のコースになっているようなことはないので、いつも静かな感じだ。
いやあ、知らなかったぞ・・・こんなに由緒ある名所がこんな近くにあったとは・・・さあて、ここから帰京しよう・・・と思ったら、ここから予期せぬ展開が待っていたとは。
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