多摩川サイクリングロードの車窓から

デュラエースは巨乳なのか、それが問題だ

 初心者がロードバイクを選ぶにあたっては、予算内で見た目が気に入ったのを選ぶのが最も無難だとよく言われます。実際、値段が同じならどのメーカーのどのモデルを選んだところで性能面での大差は無いわけで、だったら見た目で気に入ったヤツを買うのが一番幸せになれる道でしょう。
 しかしこのご時勢、ロードに乗ったことが無くても情報はいくらでも集められます。入念に下調べをするタイプの人だと、乗ったことも無いのに、いやむしろ乗ったことが無いからこそ耳年増状態になって、やれコンポがどうのホイールがどうのと頭でっかちなことを言う人がいるのは想像に難くありません。
 自転車屋さんはそういうお客さんの応対も慣れてるのでしょうが、限られた予算で自転車を選ぶならば優先順位をはっきりすべきという真理を端的に現したのがこちらのツイート。


実に興味深い。



・フレーム=顔

 これは良くわかります。
 自転車のルックスはフレームによる部分が大きいですし、アクセサリー類もフレームに合うかどうかで選ぶもの。女性の(男もだな)容姿はやはり顔で第一印象が決まることを思えば、共通点は多いですね。

 クロモリのホリゾンタルフレームは黒髪の和服美人てとこでしょうか?それに対してカーボンのエアロフレームはちょっと化粧濃い目のギャル風かな。


・ホイール=性格

 これもまあ納得いきます。
 見た目がかっこいいからディープリムが欲しいという人も多いとはいえ、ホイールを交換する動機の最たるものはやはり走行性能でしょう。

 ディープリムのエアロホイールは体育会系の活発な子。
 ヒルクライム向けのローハイトは家事が得意な良妻賢母タイプ。
 アルミクリンチャーはというと、親しみやすい幼馴染系でしょうか。

 値段が安くて完成車に付属してたりローラー用にされたりするホイールは「都合のいい女」ですかねぇ。


・コンポ=おっぱい
    _  ∩
  ( ゜∀゜)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し⌒J
 これはわかるようなわからんような。
 ブレーキや変速のフィーリングに関わりますから、それがすなわち揉み心地、ということでしょうか。

 俺は未だに10速アルテグラを使い続けており、コンポ軽視の傾向があります。そしてかつて付き合ってきた数少ない女性達を思い出すと全員貧乳だったような。おっぱいの大きさ=コンポの重視度合いと考えれば辻褄は合う、のか?
 いやちょっと待て。おっぱいに貴賎は無く、でかい方が偉いとは限らない。小さいのが好きな紳士にとっては、まな板こそ至高であり、デュラエースやスーパーレコードに擬せられるはず。巨乳と貧乳のどちらが素晴らしいか、という命題に踏み込むと宗教戦争に発展しかねませんのでこれ以上の言及は避けるとして、ここではおっぱいに対するこだわりの強さ=グレードと考えるべでしょうか。

 なんだか訳が解らなくなってきましたが、ここについてはおっぱいである必然性はあまり無いんでしょうね。顔・性格に続いて注目されがちな女性の要素としておっぱいを引き合いに出しただけで、お尻でも脚でもよさそうです。女性にとっては、甲斐性とか背の高さになるのかもしれません。
 ん?おっぱいに対比される男の要素といえばアレだろうって?いやまあそれは誰でも考えるだろうけど、ストレートすぎるじゃないですか。映像だったら(ピー)とか(バキューン)とか入っちゃうし。



 理想的な異性を捕まえるのは難しいことですが、同様に理想的なロードを手に入れるにも主に金銭面で高いハードルがあります。大抵の人はそんな大金を突っ込むことはできないので多かれ少なかれ妥協して買っており、妥協できるところとできないところを前もって明確にしておくことが重要なのでしょう。
 お金が無くて安いロードしか買えなかったとしても悲観することはありません。自転車は部品を交換していくことが容易にできますから、少しずつパーツを買って調教もとい育成していけばいいのです。自分好みに育てる、というのはなんだか光源氏ぽくてワクワクしませんか?

 光源氏の所業は何をどう繕っても幼女誘拐監禁なのでアウトですが、自分の自転車を育てる分にはまあ問題ないよね。

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