株主優待券とは文字通り株主に配られるものではありますが、かなりの量が金券ショップやネットオークションに流れており入手は難しくありません。
以前はJAL・ANAとも1枚5,000円くらいが相場でしたが、コロナ禍で旅客需要が激減したことで株主優待券も暴落、今では1枚2,000円くらいとだいぶお求め安い値段になりました。
ではこれを使うといったいどれくらい安くなるのか、ANAの羽田~千歳便を例に見てみましょう。
フレックスというのがいわば定価販売で、株主優待はその約半額で買えることがわかります。
値段だけならスーパーバリューの方が安いのですが、これはかなり制約の多いチケットです。詳細はANAのホームページにありますが、これを簡単にまとめたのが下の表。
フレックスは予約変更可・出発前ならキャンセル料無しと、高いだけあって条件が良いのに対し、スーパーバリューは21日以上前に予約しなければならず、変更も出来ず、キャンセル料が高い。安いチケットにはそれなりの制約があるということです。
この羽田~千歳便の場合、21日前の予約では22,260円になってしまい株主優待より高くなります。株主優待の19,910円より安くするには28日以上前に予約しなければなりません。
最大の問題は天気です。普通の旅行であれば天気が悪いくらいで中止にはならないでしょうが、自転車だとそうはいきません。28日も先の天気などわかるはずも無く、その時点で変更ができずキャンセル料も高いチケットを買うのは無謀という物でしょう。
いくら安くても、スーパーバリューは輪行とは相性が悪いのです。
では株主優待の条件はと言うと、詳細はこちらにありますが基本的にフレックスと同じ。当日でも予約可(空席があれば、ですが)・予約変更可・出発前ならキャンセル料無しと、非常に使いやすい条件になっています。
出発の直前まで天気を見極めて空席があれば行くと言うスタイルもよし、早い段階で予約だけしておいて雨が降りそうだったらキャンセルなり日程をずらすなりしちゃうのもよしです。
最終日に思ったより空港に早く着いたので1本早い便に変更して帰る、なんてことも可能になります。もちろん逆に便を遅らせることもできますが、満席で変更できないということは十分あり得るので、帰りは遅めの便を予約しておくほうが安全でしょう。
飛行機輪行の最大のネックはそのお値段ですが、これでだいぶ敷居が下がります。北海道や沖縄が近くなったような気がしませんか?
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