ヒルクライム決戦ホイールのWH9000-C24-TUを取り付け、いざ出発しようとするとさっき入れたばかりの空気が抜けていたのです。どうやらパンクしているらしかったので、仕方なく普段使っているXentisのホイールに履き替えることになりました。
タイヤなども含めるとこちらの方が500gほど重いのですが、まあ富士ヒルは比較的速度が速いしエアロも重要だから・・・ そう自分に言い聞かせるも、気にならなかったと言えば嘘になります。
さて前日の受付を済ませ、宿で明日の天気予報を確認するとこんな感じでした。
夜明け前ごろに雨が上がって、その後回復していく、と。
ということは、遅いスタートの人は雨に降られることもなく快適に走れそうですね。まあスタート時間は決められてはいますけども。
・・・ところで、寝坊とか遅刻をすることってありますよね。それはもうしょうがないから、後のグループに入れてもらうしかないですよね。いや別に深い意味は無いんですけど。
当日朝、宿を出る時点で雨は上がっており、スタート直前ではこんな青空も顔を覗かせました。
天候の回復はありがたいですが、服装をどうするか急に悩ましくなってきます。アームカバーは要るのか？グローブは指ありにするか？あれこれ考えましたが、結局アームカバー無し・グローブは指切りの最軽装を選択。ヒルクライムは速度も出ないし、結局これが正解になることがほとんどです。
登り切ってからがメチャクチャ寒いかもしれませんが、下山荷物に重装備を入れておいたから大丈夫でしょう、多分。
スタートしてしばらくはパレードラン、そこでたまたまtezzさんに遭遇して喋りながらスタート地点へ。tezzさんは俺より2枚上の実力者なので、計測開始後すぐに引き離されていきます。
過去の富士ヒルでは序盤に脚を使いすぎている傾向があるので、今回は前半は抑え気味に行くことを意識していました。tezzさんを追いかけて牽いてもらう選択肢を放棄してマイペースで行くことにします。
序盤ではイルカジャージの2人組としばらく走っていましたが、1合目手前当たりで離されてしまいました。そして1合目通過タイムは記憶にある限りで過去最遅。
あれ？ヤバくね？
この日の風向きは北東、といっても序盤ではほとんど風は感じませんでしたが、3合目辺りから追い風になってきました。そのおかげでいくらかペースは上がりましたが、大沢駐車場のヘアピンカーブ以降はこの風は向かい風になります。
その風をかき分けて奥庭の坂を登りきると最後の平坦区間になります。例年ここでぼっちになってしまうのですが、今年は周囲に7人ほど人がいました。これでトレインが組める！そう喜んだのも束の間、25km/h程度までしか加速してくれません。
いくら何でもほぼ平坦のここを25km/hで走るわけにはいきません。仕方なく単独で飛び出しましたが向かい風が強烈で、30km/hちょっとがやっと。ふと後ろを見ると1人だけついてきており、序盤で一緒に走っていたイルカジャージでした。
おかしいな、俺をちぎって先に行ったはずなのですが。
まあそんなことはどうでもよく、この人と適当に回しながら向かい風を乗り切って最後の坂を登り切りましたが、タイムは86分10秒。過去2番目に遅いタイムでした。
五合目から見る富士山はご覧のあり様で顔を出してくれませんでしたが、最後まで雨に降られずに済んだのは幸いでした。後半になると路面も乾いてきて走りやすくなりましたし。
タイムについてはどうなんでしょうね、前半抑えたのが裏目に出たのか、寒すぎて冬の間サボり倒していたのが応えたのか、あるいは単に加齢による衰えか。
今年はゴール後に息が整うのが妙に早く、なんというか脚を余していたんじゃないかという疑念も持っています。とすると、週半ばまでZwiftで練習してた疲れが抜けていなかったのか・・・それこそトシですし、レースの週は平日練習無しのほうが良いのかも・・・
まあ何はともあれ、今年の大一番もこれで終わり。来週からはタイムを気にしないスチャラカ自転車生活に戻ることにしましょう。とりあえず来週はどこに行くべぇか、そう考えながら帰宅すると封筒が届いていました。
ん、これは？
あああ再来週にもう一つあるんだった、すっかり忘れてた。
誰だこんなもん申し込んだのは！（俺です）
