多摩川サイクリングロードの車窓から

【ZWIFT】機材ドーピングガイド 2022年6月版

注意:この記事はデータが古くなっていますので、こちらをご覧ください
【ZWIFT】機材ドーピングガイド 2024年9月版


(この記事はZWFT INSIDERのデータを基に作成しました)

 今年3月にZWIFT機材ドーピングガイドを更新しましたが、その直後にまたしても大型のアップデートがありました。

 今回の大きな変化は、前回の記事で最強フレームとして紹介したChapter2 TOAが早くもその座から引きずり降ろされてしまったことです。引き続き有用な機材ではあるものの、3月までのような最強と言える存在ではもはやありません。

 変わってその座に就いたのはScott Addict RCです。


 このフレームは登りでSpecialized Aethos S-WorksとCannondale EVOに次ぐ3位と優秀で、平坦でも14位タイのバランス型フレームです。
 とはいうものの、以前のChapter2 TOAのようにトロンバイクの存在を脅かすほどの性能ではなく、逆に言えばトロンバイクの存在価値が再び高くなったと言えます。


結局最強機材はどれなのか?


 それでは現時点でレースではどの機材を選ぶべきなのか?
 上にあるほど平坦向き、下の方がヒルクライム向きの組み合わせです。

↑平坦向き
Specialized Venge S-Works + DT Swiss ARC 1100 Dicut Disc
Canyon Aeroad 2021 + DT Swiss ARC 1100 Dicut Disc
Scott Addict RC + DT Swiss ARC 1100 Dicut Disc
Zwift Concept Z1(トロンバイク)
Scott Addict RC + ENVE SES 7.8
Specialized Aethos S-Works + ENVE SES 7.8
Specialized Aethos S-Works + DT Swiss ARC 1100 DiCut 62
Specialized Aethos S-Works + Lightweight Meilenstein
↓山岳向き

 この通り、Scott Addict RCは優秀ではあるものの、トロンバイクがあればそれで事足りてしまう位置づけでもあります。
 起伏のほとんどないド平坦ではVenge S-Works、Alpe du Zwiftなど大型山岳ならAethos S-Works、それ以外は全部トロンバイク。フレームはその3つがあれば足りてしまいそうです。
 もちろんトロンバイクを獲得していないなら話は別で、Scott Addict RCが必須になってきますが。



レベル別お買い物ガイド(フレーム編)


赤字は特にオススメの機材

Level 6 ZWIFT Aero
このレベルでは最速フレーム。Aeroad 2021までのつなぎとしてFocus Izalcoかこれを買っておけばよさそう。

Level 8 Focus Izalco Max 2020
このレベルでは最速フレームだがすぐにAeroad 2021が買える。ZWIFT Aeroを買ったなら無理に買わなくてもいいのでは。

Level 9 Cannondale EVO
登り性能は全体で2位、Aethos S-Worksが登場するレベル34まで使うことになる。

Level 10 Canyon Aeroad 2021
レベル19でUranium Nuclearが手に入るまで平坦最速の上、登りもそこそこ速く便利。必須アイテム

Level 10 Specialized Shiv S-Works
TTバイクの中で最も登りが速い。といっても所詮TTバイクなので、ヒルクライムではほとんどのロードに敵わない。Level10で買うにしては高価でもあるので、優先順位は低くなる。

Level 19 Uranium Nuclear
平坦ではトップタイの性能を誇る。ド平坦コースならこのフレーム、アップダウンがあればAeroad 2021、大型ヒルクライムはCannondale EVOという使い分けで当分戦える。
どうやらリゴベルト・ウランが作ったブランドらしい。

Level 20 Trek Super Caliber
マウンテンバイクの中では平坦・登りとも最強なので、グラベル用に買っておきたい。

Level 26 Canyon Speedmax CF SLX
TTバイクの中で平坦最速。ZwiftはTTバイクの出番が少ないので別に無くても困らないが、興味があれば。

Level 33 Specialized Venge S-Works
平坦性能はNuclearと同じだが、登坂性能で上回る。ド平坦コースの決定版

Level 33 Scott Addict RC
Venge S-WorksとAethos S-Worksの中間的な性能を持つが、トロンバイクのおかげで存在感が薄い。
トロンバイクが無いならぜひ買っておきたいが、このレベルだとほとんどの人が持ってるのでは?

Level 34 Specialized Aethos S-Works
Tarmac Proに取って代わったヒルクライムの新王者。平坦はイマイチだが、Alpe du Zwift や Ven-Top でこそ輝く。


レベル別お買い物ガイド(ホイール編)


Level 4 ENVE SES 3.4
レベル6で買えるDiCut 62が優秀すぎて霞んでしまうが、ヒルクライムで4位・平坦もまずまず。登りに限ればレベル26でCadex 36が登場するまで最速なので、長く使える。

Level 6 DT Swiss ARC 1100 DiCut 62
登りでも平坦でも上位の性能を誇る万能ホイール。登りではENVE SES 3.4に僅かに劣るが平坦では大きく上回る。

Level 13 Zipp 808
レベル30まで平坦最速ホイール。長く使うのでぜひ買うべき

Level 24 Zipp 454
登り・平坦ともに速い万能ホイールだが、Dicut 62とキャラがかぶるので必須とまでは言えない。余裕があれば。

Level 26 Cadex 36
ENVE SES 3.4を上回るヒルクライム性能を持つが、平坦がかなり遅いので微妙感が漂う。ヒルクライム最強のLightweight Meilensteinを未入手なら一考の余地があるかも。

Level 31 ENVE SES 8.9
平坦でZipp808を上回るが登りは劣る。DiCut 62と使い分けるのが良さそう。

Level 32 Roval Alpinist CLX
Lightweight Meilensteinとほぼ同じ性能で、平坦はイマイチだがヒルクライムは最強。Lightweightガチャを当てていない人は是非。

Level 35 Zipp 808 / Super9
平坦ならレベル41まで最速・全体でも3位だが、登りは最遅クラス。ディスクホイールだから仕方ないね。見た目を含め、好みが分かれそう。

Level 37 Zipp 858
平坦で4位、ディスクホイールを除けば最速。平坦・登りともZipp 808やENVE SES 8.9を上回る優秀なホイール。

Level 39 ENVE SES 7.8
Zipp 858と比べて平坦でわずかに劣り、山岳で少しだけ速い。正直大差は無いのでお好きなほうをどうぞ。

Level 42 DT Swiss ARC 1100 Dicut Disc
登りは遅いが、平坦ならば頭一つ抜けた最速ホイール。

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