多摩川サイクリングロードの車窓から

ネオジム磁石

 先日の東京ヒルクライムHINODEステージで決戦ホイールであるC24-TUをデビューさせたのですが、実は一つ問題がありました。


 左側のチェーンステーから突き出てるのが内蔵型の速度・ケイデンスセンサーであるDuoTrapですが、これとスポークの隙間がほとんど無いのです。いろいろ試してみたところ、スポークが直接ぶつかることは無かったのですがスポークに磁石をつけることはできませんでした。何でこんなことになってるかというと、シマノのカーボンホイールにはエクストラワイドフランジという技術が使われており、スポークが左右に広く張られているためです。
 しかし理由はどうあれ磁石がつけられないと速度計はGPSに頼らざるをえませんが、これはものすごくアテになりません。何とかセンサーが使えるようにせねばなりますまい。

 そこで、まず最初に考えたのはGarminの新型スピードセンサーの導入です。

 こいつはホイールのハブ軸に巻きつけて回転を検出するので、磁石を必要としません。手軽でかつ確実に解決できるはずですが、ちょっとばかりお高いのが難点です。それにせっかくDuoTrapがあるのにもったいない、という貧乏根性も働き、最後の手段として保留することにしました。

 次に考えたのがネオジム磁石です。これは要するに、小さくて強力な磁石。こいつをスポークの裏側、つまりDuoTrapの反対側につければDuoTrapにぶつかることはありません。
 幸運なことに、ISOYA仲間のFJさんから余ってるネオジム磁石を頂けました。なんでも、ZONDAのスポークが同じように干渉したので、ネオジムを試したのだそうです。FJさんありがとう!


 一口にネオジム磁石といっても形・サイズはいろいろですが、頂いたのは長さ12mmの角型のものです。この形のものがスポークに沿わせやすくて使いやすいんじゃないでしょうかね。



 磁石ですから、特にテープ等が無くてもスポークにくっつきます。もっとも、この状態で走れば流石にすぐ外れてしまうので、この上から固定する必要があります。


 便利なのがこの自己融着テープ。糊はついてませんが、延ばしながら巻きつけることで固定できます。


 量はこんなもので十分。これでも半分くらい余りました。



 仕上がりはこんな感じになりました。DuoTrapから見るとスポークの向こう側に磁石がある、という位置関係になるのですが、スポークとの間隔が短いので認識は全く問題なし。これでHINODEステージを走ったところ、外れたりズレたりせず、動作も快調でした。

 激坂+ガレ気味の梅ノ木峠、しかも雨の中を走って問題なかったわけですから、だいたいのコースで耐えられるはずです。久々に、金のかからない有意義な改造ができたかな。

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