せっかく漕いでるのに、そのエネルギーを全部捨ててるわけじゃないですか。
その上に電気を使って扇風機を回してますから、実に勿体無い話です。
何とかこのエネルギーを有効に生かせないもんでしょうか?
たとえば、こういうの。実際問題として発電は現実的でないですけども。
そう考えて調べてたら面白そうなものを見つけました。
それがこちら、KREITLER KILLER HEADWIND。
漕いだ力で風を起こす、身も蓋もない言い方をすれば人力扇風機。
本来KREITLER社のローラー台のオプション品らしいのですが他社のローラー台でもいけるみたいで、
日本で使ってる人はELITEやMINOURAのローラー台につけてるようです。
うちにあるのはMINOURAのMOZ-ROLLERなので使えそうですね。
さらに調べてみると国内で売ってるところは無く、WiggleやCRC等の自転車海外通販でも発見できず。
米国のAmazon.comにあったのですが、お値段が約200ドル。
さらに送料が50ドルほどかかるとのことで、合計は・・・約3万円!?いや、それはいくらなんでも。
買っちゃった☆
構造としては単純で、オレンジ色のバンドで回転を伝えてシロッコファンを回すだけのもの。
このファン本体は回転させることができ、また風の吐出部にもフィンがついているので
風の方向は細かく調整できます。また蓋の開き具合で風量調節も可能。
予想はしてましたが、取り付けるのは簡単でした。
「W/"KILLER HEADWIND"」と書かれたバーを前輪ローラーの所に固定するだけです。
固定にはM10ボルトが必要になりますが、ローラーを固定するボルトがM10なので共締めしてしまえばOK。
横から見るとこんな感じ。
なおMOZ-ROLLERには転落防止用のガイドがついているのですが、バーと干渉したので外すことになりました。
まとめると、KREITLER社以外のローラー台で使いたい場合は、
1.ローラーを固定しているボルトがM10である
2.前輪のローラーの左側にバンド用の溝が切ってある
この2つを満たすローラー台ならなんとかなるでしょう。
では実際に使ってみた感想。
蓋を全開にしてもがくと、目を開けてられないくらいの風量があります。
今の季節にそんな風量はいらないので蓋を絞って運用してますが、夏のクソ暑い時期でも十分使用に耐えてくれそう。
そして風を起こす分だけローラーが重くなり、ちょっとした負荷装置の代わりになるのもポイント。
デメリットとして騒音が発生するのですが、ローラー台本体のほうがうるさいです。
むしろ負荷がかかる分ローラーの回転速度は落ちるので、騒音についてはトントンかなと。
前述の通り安いものではなく、一方で節約できるのは扇風機の電気代くらいのもの。
誰でも考え付きそうな商品であるにも関わらずミノウラなど他メーカーが類似品を出していないのは、
コストパフォーマンスに問題ありと判断されたからでしょうか?
にも関わらず、俺はかなり気に入ってます。
全開時の風量は普通の扇風機を圧倒的に上回りますので、夏場は手放せないものになりそうです。
手持ちの扇風機で風量が足りなくてもっと強力な扇風機の購入を検討してる、という人にはお勧めしたいですね。
工業用の大型扇風機を買う人もいるようですが、そんなモンより断然こっちのほうがいいですよ。
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かわ
エウロパ
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