多摩川サイクリングロードの車窓から

ゼッケンのスキマ、お埋めします

この世は老いも若きも男も女も
エアロを気にしてばかり
そんな皆さんのゼッケンのスキマをお埋め致します

いいえ、お金はちょっとしかいただきません
お客様のタイムが伸びたら、それが何よりの報酬でございます



オーッホッホッホ!




 先日、IT技術者ロードバイク日記で大変興味深いものが紹介されていました。


 これは面白い。早速、先日の東京ヒルクライムHINODEステージで試してきました。



 ITさんの日記で紹介されていたのは幅20mmのテープでしたが、記事を読んですぐにAmazonに行ってみると既に売り切れていました。流石超大手ブログ、影響力凄まじいですね。そこでもう少し調べてみると、種類は同じで幅の細いテープがあるようです。貼るのはたかだか紙のゼッケン1枚、細いテープでも粘着力は不足しないだろうと踏んで幅15mmのテープを手配しました。

 結論から言えば、この幅15mmでも粘着力は十分、というか過剰なほどでした。もっと細い10mm幅のテープでも全く問題無さそうです。


 レース経験者には言うまでもないことですが、レースでは通常ゼッケンと一緒に安全ピンが配られます。ほとんどの人はそれを使ってゼッケンをジャージに付けますが、それには気になる点が2つあります。一つはゼッケンの隙間による空気抵抗。もう一つは安全ピンによるジャージへのダメージです。このテープは2つの問題を一気に解決する逸品でした。

①空気抵抗
 ゼッケンを両面テープでベッタリ固定すれば空気抵抗はほとんど無くなる、これは自明のことです。もっとも、実際に走ってみて実感できるか、といえば答えはノー。理屈として空気抵抗は減るに決まっていますが、差を感じられるほどではないのも確かです。ましてやヒルクライムで速度が遅いのでなおさらでした。

②背中が落ち着く
 意外と大きかったのがこの効果。安全ピンでゼッケンを固定すると、背中がガサガサして落ち着かないのですが、このテープで固定すると、ジャージにピッタリくっついているからかゼッケンの存在を意識しなくなりました。

③剥がしやすい
 粘着力が強いので剥がすにはある程度力が要りますが、その際にジャージにテープが残りません。

 これは剥がしている最中の写真です。少し見づらいですが、テープがすべてゼッケン側にあり、なおかつジャージにダメージが無いのがお分かりいただけると思います。普通の両面テープでは、こんなにキレイに剥がすのはまず無理です。



 ゼッケンの空気抵抗について、ほとんどの人は「少しは影響あるだろうけど別に気にしてない」という態度でしょう。ITさんが提示しているエビデンスによれば、これによるロスは40kmTTで8秒。8秒は小さくありませんがタイムトライアルでの話です。普通のレースでは集団走行をするので空気抵抗は減少しますし、ヒルクライムであれば速度が遅くなるのでなおさら影響は小さくなります。多くのホビーレーサーにとって、お金や手間隙をかけるほどの問題ではありません。
 しかしこのテープは長さ20mで323円。ゼッケンを貼るのに必要なのはせいぜい70cmほどですから、レース1回当たりのコストは10円そこそこです。手間もほとんどかかりませんし、軽い気持ちでちょっと試してはいかがでしょう。

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