多摩川サイクリングロードの車窓から

新幹線輪行はどうなる?新幹線で大型荷物の予約制度

 8月29日、JR東海・西日本・九州が新幹線への大型荷物持ち込み予約制度の導入を発表しました。


 当然、自転車クラスタとしては輪行への影響が気になるところ。記事を読んでみるとポイントは以下の4つに絞り込めます。

1.東海道・山陽・九州新幹線で大型荷物置き場を整備する
2.その荷物置き場は事前予約をすることで無料で利用できるが、予約がない場合は1000円かかる
3.適用されるのは指定席のみ。自由席は従来通り
4.JR東日本の新幹線(東北・上越・北陸・山形・秋田)は同制度の予定なし


 この制度の主目的は、やはり外国人観光客の大荷物への対処でしょう。車両最後尾の座席裏にデカいスーツケースがあるのはよく見かけますし、その荷物が邪魔でリクライニングができなくなっている人を見たこともあります。そんなトラブルを避けるために新幹線内に荷物置場を増設するわけですから、むしろJRグッジョブではないでしょうか。

 さてこれが輪行に与える影響はいかほどか。実のところ、大したことはないだろうと思っています。
 指定席を使うのであれば、事前予約さえしておけばタダで荷物置き場が確保してもらえるわけで、こんな楽な話はありません。帰りは時間が読めないので自由席を使うことも多いでしょうが、自由席にこの制度は適用されず従来通りですので、何の影響もありません。
 強いて言えば、帰りの駅で急いで指定席を買ったが、荷物置き場の予約ができなかった・・・そんなケースでしょうか。その場合は荷物置き場の確保に1000円かかるわけですが、そんな事態はそう滅多にないでしょうし、東京~名古屋間ののぞみ指定席は11000円くらいするわけで、それにプラス1000円されたところで大したコストじゃありません。

 そもそもこの制度が始まるのは東海道・山陽・九州新幹線のみで、ほかの新幹線や在来線には関係のない話です。影響は極めて限定的で、取り立てて大騒ぎする話ではない、というのが俺の結論です。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

かわ
https://blog.goo.ne.jp/kawa00011
さくらなみきさんどうもです。
スキーや登山の客も多いからでしょうか、東北上越新幹線や中央線のあずさなんかは荷物スペースがありますよね。
一方で東海道新幹線にそういう客が乗るかというと、確かにあまり・・・
今回の措置が東海道山陽新幹線だけなのは、そういうことなのでしょうね。
さくらなみき
東北新幹線だと…
E2系にはスキー客向けの大きな荷物置き場が用意されていて、よく利用しました。

東海道新幹線のN700Aはそういったスペースが全く無く、アテンダントに断ってデッキに置かせてもらいました。

「東海道新幹線は旅客ではなくビジネス客だけを相手に商売している」という経営方針を知るいい機会だったと思いました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「その他」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事