玄海の語り部

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川俣保美がそれを熱く語ります。

石油は何から出来たのでしょうか②

2011年04月15日 10時00分15秒 | ニュース・社会
新説・石油無機由来説とは

地球の成分から生まれる石油無機由来説
石油無機由来説は、旧ソ連の学者が唱えていた学説で、主流である有機由来説に真っ向から反発するものであったため長く省みられなかった説です。
しかし、2003年に科学者のトーマス・ゴールドが再び取り上げたことで脚光を浴びました。

天文物理学者であるゴールドの説では、「惑星が誕生する際には必ず大量の炭化水素が含まれる」「この炭化水素が惑星内部の高圧・高熱を受けて変質することで石油が生まれ、地上を目指して浮上してくる」という、それまでの有機由来説とはまったく別方向からのアプローチを受けているものだったのです。


『無機由来説』の根拠とは
では、無機由来説の根拠となるものは何なのでしょうか?
まず挙げられるのが「有機由来説である生物由来の成分」です。実際のところ、条件がそろえば無機質だけの環境でも有機質が生成されることは既に証明されています。

また、「有機由来説では説明できない成分が石油に含まれている」ことも根拠となります。石油にはダイヤモンドの微粒子が含まれているのですが、ダイヤモンドは無機物由来の物質なのです。
そして、「地層よりもさらに下の岩盤や地層がない花崗岩からも石油が発掘される」ことがあります。そして、「一度採掘しつくした油田の石油埋蔵量がピークまで回復することがある」ということも大きな根拠となっています。

「石油の採掘可能年数」の話は有機由来説に基づくもので、しかし、地球そのものが石油を生成しているとしたら、石油資源の採掘可能年数は有名無実化します。

早く研究が進み、正しいことが分かれば、また違ったエネルギー政策が生まれるかもしれませんね。
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1 コメント

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Unknown (アラカンバアバ)
2011-04-15 22:37:44
いろいろと勉強になります。今夜は語り部さんから教えていただいたことを肴に息子と飲みました。
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