玄海の語り部

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レアアースの巨大鉱床を発見

2011年07月06日 07時33分26秒 | ニュース・社会
東京大学の加藤泰浩准教授と海洋研究開発機構などの研究チームは、太平洋の海底でレアアースの巨大鉱床を発見した。推定の埋蔵量は陸上の1000倍に達する。

成果は4日、英科学雑誌ネイチャー・ジオサイエンスの電子版に掲載される。

新鉱床はハワイと東西に広がる中央太平洋と、タヒチの東側に位置する南島太平洋の海底。

過去に海底約80ヶ所から採取された地層を調べて発見した。

地層の調査結果から鉱床があると推定した海底には米国領ハワイ沖とフランス領タヒチ島周辺も含まれるが、大半は公海とみられる。

水深は3500~6000メートルで、2ヶ所の合計面積は約1100万平方km
推定の埋蔵量は約1千億トン。

海水にはもともとレアアースがわずかに含まれ、吸着した化合物とともに海底に蓄積したものとみられる。

新鉱床はモーターの磁石に使うジスプロシウムや蛍光体の材料になるテルビウムなど、先端技術に欠かせない「重希土類」というタイプのレアアースを多く含んでいた。

重希土類の大半は中国南部の一つの鉱床で生産されるが、新鉱床の濃度は2倍。

採掘場所によっては4平方kmの範囲で日本で使う2年分程度のレアアースが確保できる。

海底のレアアースを採掘するには海上の船から長い管を下げて海底の泥を吸い上げる必要があるが、泥からレアアースの分離も数時間かければ簡単にできる。

ただ鉱床は公海のため採掘は、国連の海洋法条約に基づき公海にある海底資源の開発ルールを決める国際海底機構(ISBA)で鉱床として認められ、鉱区を確保する必要がある。

研究チームは新鉱床として申請する。

認められれば、開発を希望する各国が鉱区を割り当てられ、採掘を進めることになる。

「日経新聞より」



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