潰瘍性大腸炎について問い合わせがありました。
潰瘍性大腸炎は1日に何度も下痢や腹痛を繰り返す病気で、症状がいったん落ち着いても再発する例が多く、症状が落ち着いても治ったとは言わず、緩解期(症状が落ち着いている時期)という言葉を使います。
10~20代での発症が多く、米国での罹患数は約100万人、日本でも11万人を超えたといわれます。
全消化管に生じるクローン病と異なり、基本的に大腸に限局して生じます。
欧米人の発症頻度は日本の5~10倍という事から、動物性たんぱく質や脂肪を多く摂取する食生活や、ストレスが影響するとの指摘があります。
原因としてはまだはっきりとした事は分かっていませんが、ステロイドや免疫抑制剤が症状を抑える事に効果があることから、自己免疫疾患の一つではないかともいわれています。
病院では一般的にステロイド薬の「プレドニン」やサリチル酸製剤「サラゾピリン」、「ペンタサ」、「アサコール」が処方されます。
タバコの害が叫ばれている今日この頃ですが、喫煙者に罹患者が少ないとの報告があり、タバコに含まれている何らかの成分が潰瘍性大腸炎を予防しているのではないかとの研究も進められています。
丹羽博士は潰瘍性大腸炎の患者に対しては、肉、乳製品や繊維質の多い食べ物の摂取を控えるよう指導し、SOD作用食品「ニワライフ」をできるだけ多く摂るように指導しています。著効(大変効果があった)を示す患者が多く、もう10年、20年近く再発を抑えている患者もおられます。
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