手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

JBL375のバックキャビを開ける

2011年01月31日 00時17分48秒 | PC_Audio
以前からスピーカの構成で気になっていたことがある。
それは、ウーファより上の帯域を 3つのJBL製ホーン用ドライバで
カバーしていることだ。

中域 : LE375 -- かれこれ30年ちょっと前に、MJの交換欄を
    通じて入手した。譲ってくれた人は、北海道の人だった。
    当時は、宅急便も北海道からだと時間がかかり、ちょっと
    心配になったことを覚えている。
   これに使っている木製ホーンもMJの交換欄にて入手した。
   譲ってくれた人は、WEのホーンに換えるので、売りに出したとのこと。
   当時の私のターゲットがJBLの2397だったので、タイミングが
   良かった。どこかの特注だと聞いた。確かに、ピアノと同じ塗装で
   仕上げてあり、重厚な雰囲気がある。

中高域 : LE85 -- これは、5-6年前にオークションで入手。
     高域の077の力感を補うのに、075よりも安く買えそう
     だったので、意外にいいかも知れないと思った。
高域 : 077 -- これが、JBLのすごさを最初に実感した
     ユニットだろう。ギターアンプ用に、JBLのK120と
    Altecの417Hを持っていたので、海外製品のSPの良さは
    わかっていたつもりだったが、オーディオとしての凄さを
    感じさせたのは、このドライバだった。

これらを、一応 800Hz、3,000HZ、8,000Hz の12dB/octの
LCネットワークで繋いでいる(つもり)。
当然のことながら、この4つのユニットをうまく繋ぐのは、
むづかしい。位相に、前後位置など調整の要素が多い。
 Jazzには、そこそこ合っているように思うが、どうしても、
Classicのオーケストラを鳴らすと、うまくいかない。
 中高域というか、オーケストラの高い音が、鋭く、刺激的に
なってしまう。音の分離も良くない。ピークというか、ヒステリックさを
感じてしまう。

というようなことを普段から感じていた。で、長年、愛用してきた375
の交換まで、考えていたところ、あるHPを見ていて JBLのドライバの
バックキャビティのウレタンの劣化というのに目が行った。
JBLのウーファのエッジは、日本では湿気による劣化は避けられないと
いうのは、常識だが、ドライバのバックキャビティにも、ウレタンが
使われている。それも当然ながら劣化する。
 劣化すると、最悪の場合、振動板にくっ付くこともあるとか。

我が家の375も、長いこと使っているので、そうなっている率も高い。

ということで、バックキャビティを開けてみた。

推察のとおり、ボロボロだ。


ただ、以下のように、バックキャビのカバーには、フェルトが貼り付けてあ
り、両面テープ状のもので覆ってある。



その上に、ウレタンが張られていたようだ。そのウレタンは、もうボロボロで指で触ると、崩れてしまう程。
これは、補修するしかない。
                ( 続く )



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