2週間ほど前から、部屋で音楽を聴くと左耳に妙な感じがしていた。 耳鳴りではなく、何というか飽和した感じだ。
あまり広くない会場で 全開のROCKのライブを聴いた後に似たような感じでもあった。
それも、左耳だけで、そして低域で違和感があった。 でも普通、耳鳴りは高音で感じるのが普通だと思うので少々気持ちが悪かった。 高い音の耳鳴りは疲れたときなどにしょっちゅうあるので気にならない。 で、それを感じたのは、部屋で少し大きめの音を出したときだった。 左耳が低い音に対して感度が上がった感じとでも言えばいいだろうか。 原因は、よくわからなかったが、どうも部屋が特定の音域で共鳴しているようだ。 以前からウーファの音域については、左右でアンバランスを感じてはいたが、、、。 最近、システムをいじったことと言えば、久しぶりにマルチ・アンプ方式で鳴らしてみたことだ。 そのとき、ウーファの高い方のカットを800Hzと600Hzとで聴き比べてみた。 ちょっと音が歪っぽい感じもしたが、600Hzの方が、ピアノの音がクリアに浮かび上がる 感じがした。 ということで、LCネットワークも600Hzに変更し、JBLの375は以下の設定に変更した。 (1)高い音域をコイルだけで-6dB/oct だったのを -12dB/octに変更し、クロス周波数を下げて6khzに変更。 (2)6khzから上は、JBLのLE85に受け持たせる。 (3)JBLの077は、コンデンサ 0.5μFで切り、LE85とパラにしてスーパー・ツィターとした。 この変更のせいかなのかどうか、このタイミングで 低域にピークがある 妙なバランスの 音になってしまった。このときは体調不良で耳がおかしいからだと思っていた。 数日後、その耳鳴りもおさまったので、この際だから部屋やスピーカーの音響特性を 測ってみようという気になった。以前、ダブル・ウーファに興味があった頃にも 測定していたが、今回は、Myspeakerというソフトを使ってみた。 私の部屋は、ごらんの通りの散らかり様で、他人様に見せるような状態ではないが、 参考までに。 幸いというか、別の用途のために持っている M-Audioのコンデンサマイクと ミキサーが多いに役に立った。デジタル処理のインターフェイスは手持ちの M-audioの fire-Wire 410 だ。
まず、ウーファの裸の特性を測ってみた。実は、ウーファのGauss5831は、初期ロットの並行輸入ものと 後期(販売終了前)のOptonicaバージョンという変則の組み合わせだ。 なので、両方を測ってみた。ただし、マイクの位置が違っていたので、少々、大ざっぱなデータ となったが、傾向はわかるかと思う。 (1)5831 初期ロットの周波数特性
(2)後期ロット
この結果をどう判断するかは、むづかしいが、まあ 似たような特性かなと思う。 (3)普段、聴いている位置での特性
これを観ると、70Hzが大きくデッップしているのが良くわかる。以前、測ったときは、これほど よくできたソフトがなかったので、50Hzあたりがデッップしているのがわかる程度だった。 この原因は、netなどを調べると洋室の8畳間でよる見られる 定在波の影響らしい。
これに似た測定結果が以下のサイトにあった。
参考にはなったが、私の場合、今のレイアウトを変えるのは、ちょっとむづかしい。
今回の測定で、低音の処理がやっかいなのを再認識した。