手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

ALTEC 416-8Bと金田式アンプ

2011年01月16日 23時52分31秒 | PC_Audio
 金田式のアンプを作ったことのある人なら、Atecの416系のウーファと 
オンケンの 500MT 5000Tは一度は使って鳴らしてみたいユニットだ。
私も、そうだった。30年近く前に、青山にあった小泉氏の作業場に
伺って聴かせてもらったその音は、それまで聴いたことのない音だった。
そのとき、小泉氏から「どういうSPを使っていますか」と聞かれて
、普段、主にJAZZを聴くので、GAUSSの5831とJBLのLE85、077の組み合わせで
真空管アンプを使っていると言った。そうしたら氏は、「それで、いいので
はないですか」と言われた。
でも、アンプは、少なくとも低音域は、DCアンプがいいと思うとも言われた。
ということで、感化され易い私は、すぐに、金田式A級DC50Wのアンプを
作ることになった。が、思ったほど、いい結果は出なかった。
 それと併せて、小泉氏のところで聴いた ブラームスの交響曲の音が
忘れられず、416-8A、それに500MTと500WOODを何とか手に入れた。
416-8Aについては、長崎県の大村市にあったJAZZ喫茶(名前は忘れました、
どこかで一度書いたような気がするが、、、)が店を閉めるということで
、そこで使われていたA7のウーファが416-8Aらしいということを知り、
即、買った。
箱とドライバとホーンは、必要なかったので MJの売りますコーナーに
出したら、すぐに売れた。箱は、828Bだったか、米松合板製で、軽くて
人気があるモデルだった。
 ということで、念願の416-8A(結構、古いバージョンだった)を手に
いれたものの、自分のイメージした音は、出てくれなかった。

 500MTと500WOODの組み合わせも、Classic好きの友人たちには、
人気があったのだが、、、、。

500WOODに、手製のアダプタを作って、JBLの375を強引に取り付けた
時期もあった。その頃の私は、500MTの繊細な高分解能の音よりも
ガツンと来るJBLのドライバの音に惹かれていたのだろう。

その後、その416-8Aも手放した。これは、フレームにリブがあるタイプで
箱に取り付けるのが面倒だったこともある。
 今になってみると、いいスピーカだった。

で、10年ほど前に、またも懲りずに416系の音を聴きたくなり、
オークションで 416-8Bを手に入れた。これは、初期モデルのようで
私のイメージしていたものと違っていた。
 が、やっぱり重低音が出ない感じが抜け切れず、倉庫行きと
なっていた。
 それで、予備として GAUSSもあるので、処分しようかと考えたが
もう一度、鳴らしてみようと思い、昨夜、箱に取り付けたという
訳だ。で、今日は、これをフルに鳴らしてみた。
 やっぱり、低い音域で、音が下がりきれない。中域は、とても
繋がりが良くて、音の切れ(立ち上がり)も良い。
特に、JAZZのドラムやBASSの音が良い感じだ。
 と、そこで、アンプを金田式から SATRI-ICを使ったアンプに
換えてみた。すると、俄然、音が前に出てくるし、低音も
グッと下がる。どうも、我が家のSPシステムは、SATRI-ICのPowerアンプが
合うように思える。コントロールアンプは、金田式バッテリー電源の
アンプだ。

ということで、SATRI-ICのPowerアンプに軍配を上げたものの、
このアンプには、欠点がある。電源投入時にSP端子に発生する
電圧が、少々高いのだ。片chは 1V近くも出る。
ということで、常用アンプにするには、少し改善が必要なようだ。







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1 コメント

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減磁に注意してください (緑の狸)
2013-07-25 22:57:34
1VもDCが出ていると、磁石が減磁する可能性があるので注意が必要と思います。特にホーンドライバーの場合は、深刻と思います。
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