6DJ8のSRPPラインアンプだが、
・電源の定電圧化
・出力インピーダンスをもっと下げる
ことなどを aikidoAMPの回路例をみながら考えていたが、Web上を眺めていたら
カソードに入れるコンデンサの容量を6,800μFにすると質感が向上したという記事を見つけた。
これは簡単に試すことができるので、手持ちのなかから倍の15,000μFを付けてみた。
ちなみにそれまでは、1,000μFだった。
なんだか低域が締まった感じがする。これは、いいかも知れない。
ただし、これは、別に要因があるのかも知れない。というのが、低音の出方を改善する方策として
アンプの出力アップを考えていて常套手段であるBTLを 再度試してみたくなった。
新たにBTLのアンプを作るには、それなりに準備など時間がかかるので、手持ちのアンプを使うべく
BTLアダプタを使ってみることにした。昔、ラジオ技術に西川氏が書かれたいたのを思い出した。
ラジオ技術も先日、整理したが、その回路はスクラップとして残していたような記憶があったので、探してみた。
無事に見つかった。これは、以前、試しに作ってみたことがあるのだけど、当時の私の問題意識では
あまり有効とは思えなかったようだ。たしか6L6GCのppアンプをBTLにしたと思う。
迫力は出たが低音がボテボテになったような記憶がある。
ということで、基板はすぐにバラしたと思われる。
今回は、手持ちの石のアンプのパワーアップという目的に使えそうなので、急遽、作ってみた。
クリスキットと手持ちの30W弱の2台アンプをつなぎ低音用に、中高域に金田式UHC Mos FETのアンプを
使った2Wayのマルチとした。
このパワー・アンプ群に 今回のSRPPのアンプをつないでみた。
ということで、まだ聴きこんではいないが、なかなか「いい感じ」だ。
全体の、音は金田式DCアンプが支配的な感じなので、今までの音の傾向は継承しているので
違和感はない。
ということで、SRPPの検証というより BTLの有効性を感じることができた気がする。
となると、BTLアダプタをきちんと作り、BTL用のパワーアンプも ちゃんとそれ用に作る必要性が
出てきた。